ripping yard http://www.rippingyard.com/user// ja Copyright 2010 Thu, 02 Sep 2010 02:09:30 +0900 http://www.rippingyard.com/ http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss <![CDATA[The Wilderness Downtown]]> 先日から話題になっているArcade FireのPV。なんとHTML5で書かれたビデオになっております。Google Mapsやストリートビューとも連動した非常にインタラクティヴなビデオで、以前紹介したような次世代PVの最先端。実は曲自体はそんなにピンと来なかったのですが、しかしラストの展開には思わずハッとさせられる、単に奇をてらったモノとは一線を画した、非常に芸術的完成度の高い作品です。Google Chrome等のモダンブラウザでご覧ください。

http://www.thewildernessdowntown.com/

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http://www.rippingyard.com/seed/1583/the_wilderness_downtown/ http://www.rippingyard.com/seed/1583/the_wilderness_downtown/ Thu, 02 Sep 2010 02:09:30 +0900
<![CDATA[SRサイタマノラッパーナイト観て来た!]]> サイタマノラボさんが行けない代わりに、豪徳寺から俺がレポート!サイタマノラッパーナイト(SRナイト)観てきましたよ@ロフトプラスワン!1の会議室撮影シーンや、2の打ち上げフリースタイルといった秘蔵映像(モノホンのダダ漏れ状態なわけですが、それを食い入るように観る観客達の祝福された空間!)を観ながら、時にダラダラと時に緊迫した(主にIKKUとTOMが)トークショーで大満足でした。最終的には、3にあのマイティが登場するかも…といった構想まで飛び出し、「脚本を書き始めている」という入江監督の言に、客席の息を飲む音まで聞こえる始末(マジで)。皆、SR好きすぎ。

そもそもラボさんの過去記事にもありました通り、是非SRシリーズのキャラクターが勢揃いする所(釣りの仕事で欠席のTECさんは残念…)を観たいと心から願っておりましたので、2の時点でこれだけのものが観れるとなればそれは確実に赴き、ビールの一杯や二杯は軽く飲み干すというもの。

深谷の夜に観たSHO-GUNGは相も変わらずの目線の低さ。TOMさんは完全にへべれけをこじらせ、唐突に脱ぎ捨てたスウェットの下から現れた真夏のヒートテックには一同唖然。
B-HACKは皆可愛い!特に声を大にして言いたいのが、安藤サクラさんのキレイさ。あれだけブスの役を演じているのに、実際はすれ違ったら振り返るレベルなんだから、芸能界って凄いもの。そして、この日に披露したフリースタイルで、俺の提唱するところの「クドーの前世ラッパー説」は不動のモノとなったなあ。口あんぐり。

そんなSHO-GUNGとB-HACKの代表曲を生で観ておくことが僕の現世に於ける心残りの一つでしたので、今日はそれが叶って本当に幸せ者でした。

TKD先輩+兄がいつの間にか司会進行を引き受ける中、SHO-GUNG+B-HACKのライブや、マキタスポーツ+SHO-GUNGのコラボ(マキタスポーツのトーク力も去ることながら、イベントの趣旨をギリギリで逸脱しない「仕組み作り」の上手さ、ひいては頭の良さに心底感動しました)が観れたりと、ファンには非常に愉しい一夜となりました。

こういう面白い映画、特にキャラクターに思い入れてしまうタイプの娯楽映画を、見終ってからもずっとこうして皆で愛でていけるというのは本当に幸せな事ですね。

http://www.amazon.co.jp/dp/4778312155

結構今回のトークでは、TKD先輩の過去やSHO-GUNG6人目のメンバーが象徴する「地方では人が集まらない問題」など、小説の内容がキーになっていました。深追いしたい好事家は是非!

http://www.amazon.co.jp/dp/B0039XIA7A
http://www.amazon.co.jp/dp/B0035FCU5K
http://www.amazon.co.jp/dp/B003LWAQ1M

http://sr-movie.jugem.jp/?eid=524

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http://www.rippingyard.com/seed/1582/sr/ http://www.rippingyard.com/seed/1582/sr/ Wed, 01 Sep 2010 01:51:18 +0900
<![CDATA[YouTube - The Like - Wishing He Was Dead]]> みんな、勿論聴いてるよな!?the Like!

俺は、ずっと前に聴いた時、なんて捉えどころの無いバンドなんだと思って、如何に魅力的なジャケットが眼前に輝いていても、生唾を飲み下して無視していたんだが、今日聴いたら最新アルバム「Release Me」収録曲の数々!最高じゃないの!

ヒトに生まれ変われるならば、ショートカットの美人希望なので、このthe Likeのボーカルか、木村カエラになれれば本望です。

http://www.amazon.co.jp/Release-Me-Like/dp/B003HE2AX6

http://www.youtube.com/watch?v=ifAU55G92FE&feature=channel

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http://www.rippingyard.com/seed/1580/youtube_the_like_wishing_he_was_dead/ http://www.rippingyard.com/seed/1580/youtube_the_like_wishing_he_was_dead/ Fri, 27 Aug 2010 00:53:58 +0900
<![CDATA[LIMBO]]> XBOXを立ち上げると「microsoftのオススメ」として表示される広告が気になって、お試し版でプレイ〜あまりの凄さと特異さに驚き、即購入に至った「LIMBO」。既に各所で話題になっていますが、1,200MSという低価格に見合ったボリュームという事で、多くの人の心に強烈な印象を残しながら、さらっとTLを流れていった感がありますので、あえてご紹介。

ゲームの内容自体は、実にシンプル(操作にはスティックと二つのボタンのみ使用)な横スクロールのアクションゲームで、気の利いたトラップやゴア描写が初期「プリンス・オブ・ペルシャ」を思い起こさせます。ゲームの目的は明らかにされない代わりに、ひたすらに右を目指さなければならないという気持ちにさせられる閉鎖的な空間表現が見事。暗い森に一人目覚めるスタートから衝撃のエンディングまで、ここで何が起こり、何をしなければいけないのか、その一切が不明のまま、突き進まねばならない切迫感にドライブさせられるのが、ゲームデザイン的に美しいところ。

特筆すべきはグラフィックで、上記切迫感の源にもなっているのが、写真にもあるような独特の映像表現。全編モノクロで、背景やオブジェクトは非常にリアル。しかし主人公を初めとする「人間」に関してはデフォルメが施されており、結果としてダークな東欧アニメやドイツ表現主義のような、ミニマルでいて効果的な映像表現が一から十まで徹底されている(ただし、日本語版のフォントの使い方はどうにかならなかったのだろうか。あれははっきり突き放して、特徴の無いゴシックで問題なかったと思うのだが…)。

PS2の名作「ICO」を思い起こさせる、言葉では語られない世界の広がりをはっきりと感じさせられる良作で、このチームの新作が楽しみ。「アラン・ウェイク」同様、XBOXでしか遊べない注目の作品だと思うので、お持ちの方(でゴア描写に抵抗の少ない方)は是非。如何様にも解釈の余地の残されたエンディングや世界観など、終了後にも邪推妄想に思考をこねくり回して楽しめる魅力的な設定にも、1,200MSでは収まり切らない充実感を味わえます。

http://www.youtube.com/watch?v=Y4HSyVXKYz8&feature=player_embedded

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http://www.rippingyard.com/seed/1571/limbo/ http://www.rippingyard.com/seed/1571/limbo/ Mon, 23 Aug 2010 01:32:09 +0900
<![CDATA[レビュースコアで見る『2010年上半期のワーストゲーム』TOP7 - Game*Spark]]> 極端に評判の悪かったアレやコレを差し置いて、堂々ランクインした珠玉のワーストゲーム達。俺は不勉強にして、「DOR:Paradise」しか知りませんでした。

とりあえず、上位に関しては悪意を以て切り取ったとしか思えないような魂の抜けきった表情が並んでいて圧巻ですが、ワースト1位の作品(写真)なんかは特に、サソリのいい加減さや、配色のセンスが全く感じられないところなどから、ぶっちぎりの地雷臭が立ちこめています。

http://gs.inside-games.jp/news/241/24172.html

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http://www.rippingyard.com/seed/1569/2010_top7_game_spark/ http://www.rippingyard.com/seed/1569/2010_top7_game_spark/ Tue, 10 Aug 2010 01:27:59 +0900
<![CDATA[YouTube - YAPPA! / カトマイラ×ヤモ are GOLD SCHOOL]]> ダンスで俺を一気に魅了したカトマイラの新曲。地味に凝ってる映像も楽しい。良い曲ですね!

http://www.youtube.com/watch?v=U1bR6Q4j_o0

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http://www.rippingyard.com/seed/1567/youtube_yappa_are_gold_school/ http://www.rippingyard.com/seed/1567/youtube_yappa_are_gold_school/ Fri, 16 Jul 2010 00:21:05 +0900
<![CDATA[SRサイタマノラッパーSkype対談 - ラボ vs mcatm]]> 何度目の試みになるのだろう…。一体何度語ればいいのだろう…。ripping yard名物(笑)サイタマノラッパー対談!埼玉在住のラッパーであるところのラボ(from JMQ)が、己の境遇を映画に全力で投影した結果、内容に激しく裏切られて慟哭。その様をtwitterで確認していたmcatmが、skypeでの対談を提案。このような歪な企画がこうして実現しました。

ラボがIKKUに何を期待し、如何に裏切られたのかっ?!mcatmの反論はっ!?二人の認める名シーンはっ!?サイタマノラッパーから炙り出した「日本語ラップ」、そして、この映画に何を見、何を望んだのか!「サイタマノラッパー2」公開中のタイミングで送る、三時間の対戦の記録。中心地から遠く離れた場所でささやかにシャウトする二人のラッパーによる「サイタマノラッパー」評(ちなみに超ネタバレ)です。

■俺はきっと号泣するだろうと思ってたんだ

ラボ:この映画に関する感想って、実は話そうとすると何種類かの話になる。「映画のストーリーの話」「この映画が愛されていく過程の胸湧く物語」「日本語ラップの話」「俺の話」。あまりに幅広く、底も深いので気が遠くなり、整理しづらいタイプのものなので、混同してしまい、述語がなにに掛かってるのかわかんなくなってしまう…。

まじどこからいくか…。じゃあ本丸からいっちゃいます。俺が第1回目に感動できなかった敗因

mcatm:きたね。

ラボ:まずでかいとこ。俺自身と共通点が多すぎた。埼玉県北というぬるい土地、アマチュア日本語ラップ、BBOYにはなりきれない俺、役所!これだけ多くの要素が重なっている映画を観るということは、一映画以上のものを託しすぎてしまうよ。しかも俺の好きな人たちがこぞって絶賛しているわけだからさ。

mcatm:ちなみに、どれぐらい身近な風景だったんですか?

ラボ:おっぱぶは見たことある。冒頭の道路の看板とか分かる。「おっぱいいっぱい」って IKKUがライムを練ってる公園でお昼食べたことあるレベル

mcatm:基本的には、そこはプラス要素かと思っていたよね。ラボさんも見る前はそうでしょ。

ラボ:それはそうだよ。わざわざ誕生日プレゼントに選んでもらうくらいだし、見る前に「ごめんこれはこれこれこういう内容で俺にとって大切な映画だからちょっと外してもらえるかな?泣いちゃうから」って奥さんを上にあげて見たのだよ。

次。映画を観る前に主題歌を聴きすぎた。というか主題歌から入ったからね、俺。陽気なベースラインに絶妙ないなたさのライム。気持ちよくて何度も聴いてて、そこから逆算して映画を想像してた。純粋にあの曲自体が希望を残したエンドロールそのもの、本編のそのまた先の物語、だなんて思わなかったからさ。この3人がすっかり自分の言葉をものにして、この素晴らしいトラックにのせて、ショーグンがグングン形になっていく映画だと思ってた。そしたら違った。その曲に向けて(直接はラストと結びついていないのかもしれないけど)進む映画だったので、あ、あああという。

mcatm:あー難しいっすねー。

ラボ:そして一番の誤算というか不満点。

mcatm:ほい。

ラボ:おれはこんな映画だと思い込んでた。周囲の評判を見聞きしてから実際に映画を観るまでに時間がかなり空いてしまい、加えて共通点の多さから勝手に自分の思い、歩みまで託してしまい、発酵させてしまったというのもある。思い込み、以下のとおり。

どうしようもないボンクラのIKKUたち。よくは分からんが、ヒップホップにかぶれている。すごく表面的に。ラッパーになりてえ。夢をつかもうぜ。世界に発信するんだよ!ソウルをさ!
だから新聞を切り抜いて「なんかいい政治ネタない?国際情勢とかさ」といったりしている。自分自身で語りたいことはない。存在していることすら気づいていない。
そこでその表層的なラッパー、ヒップホップというものをまんま形にして、会議室ライブ(名場面)をやる。ここで初めて一般的な社会、というか常識的感覚と、ヒップホップなるものの間の深い溝(いかに特殊文法にまみれていて、それに守られているものなのか、特殊文法を習得した一部の受け手に守られている世界なのか~だって、見てごらん!教育委員会のお姉さんのまっすぐな視点に君らは答えられるのかい?~みたいな)を思い知る。

mcatm:うん。

ラボ

そして、数々の悲惨な場面に遭遇して、どんなにブカブカな服を着て、ライムだ、ビートだ言っても、自分の本質は、ちっとも変わらないことを思い知る。みひろによって明かされる高校時代のいけてなさ、コンビニ駐車場ではヤンキーにこづかれ、あまつさえ思いのあるみひろに目撃され、大切な存在のみひろをKEN先輩に汚されたくないために歯向かうも尻すぼみであり、後輩のマイティーには見切りをつけられ、TOMにも去られ、自分の周囲を満たしていたもの、守ってくれていたもの、本来は自分がもっとも見据えなければならなかったもの(自分自身)を隠してくれていたそれらを失い、みひろもこの場を離れ、ついにみひろがグサリと指摘した「お前が頑張れよ(変われよ)」について、彼なりに出した答えが「焼き肉屋のバイト」なんだと思うんだよね。

mcatm:うん。

ラボ:そこでTOMが来た。そこでIKKUはラップせずにはいられなかったわけだよね。

mcatm:うん。

ラボ:初めて語るべき言葉が彼の中で生まれたんだよね。なので彼がするべき(べき、というか俺が思いこんでたってことなんだけど)ラップはさっき書いたような内容だと思うんだよ。

俺の今までのラップは借り物であり、俺は全然変わることは出来ていなかった。友は失い、大切な女は去り、俺には何もない。何もない。でも、俺はレジ打ちを始めた。それにはこういう心境の変化があり、気づきがあり、今こうしてレジを打ってるんだ。ヘイ、TOM、また一緒にラップやろうぜ。

それはたぶん、彼が初めて、本当に伝えたいものを自分の言葉で語るということを会得した感動的な瞬間で、俺はきっと号泣するだろうと思ってたんだ。

mcatm:うん。

ラボ:でも初めて観た時、違和感、というか「あれーーー」と思ってしまったのは、IKKUが力を振り絞って紡ぐラップの中に「でかくなるぜ!」とか「夢が」とか「世界へ羽ばたき」とか「俺らの才能」とか、彼が打ちのめされる前と全く同じテンションのふわふわした内容が多く入っていて、「え、ここでループするのか!」って思ったんだよね。戻っちゃうじゃん!

「夢が」とか「世界へ羽ばたき」とか「俺らの才能」とか入れるのであれば、中盤とかでデモテープを録音する場面、ヒップホップにのめりこんで MIXテープを作るとか、レコード漁るとか、なかなか入らないラジオを録音するとかのシーンを入れて「俺は才能ないかもしれないけど、だけど!IKKUは!俺は!ヒップホップが好きでしようがないんだよ!」って思わせる場面がないと説得力がないと思うんだ。

mcatm:それ、宇多丸さんも指摘していたところですねー。

ラボ:HIPHOPが特別好きなわけでなくて、北関東に住む、どうしようもないボンクラが、なんとか駄目な自分を変えたくて何でもいいからただラップに手をつけただけで…っていうのならそれでも全然いいんだけど、ならば「夢が」とか「世界へ羽ばたき」とか「俺らの才能」みたいな最終目標を『ラッパーになりたい』に設けているようなラップにすべきではないのでは、って思ったんだ。

いま語った部分が結局一番の部分。

mcatm:例えば、ラボさんと観に行ったB-BOY PARKでの「地方から出て来た新人ラップユニットの3曲目問題(注:出てくるグループのほとんどが「1曲目→俺登場ライム」「2曲目→俺ら地元で極悪最狂ライム」「3曲目→みんなで夢を掴もうぜ、じゃあな!」でステージを去る。あれ、そんな話だったっけ?みたいな繰り返しだったので驚いたという体験談)」にも似てるのかもしれないっすね。だから基本的にね、凄くラボさんの言いたい事は、分かる。

でも、 IKKUが最後に「獲得した」とされている言葉が借り物だった件、ですけど。僕、あれはね、やっぱり成長途中の人だと思うの、色んな意味で。この話自体が、IKKUが何らかのゴールに向かう途中の物語であると思うんです。

ラボポッドキャストでもいってたね。

mcatm:あ、ホント?じゃあ、ぶれてないっすね。よかった。
で、僕はラボさんの言う事を、「なるほど、それはそうだ」と納得して聞いたの。

確かに、あれは、借り物の言葉だと思う。そのことに、観た時はあまり気付かなかったけど、言われてみれば本当にそうだと思う。しかし、まあ、この人は本当の意味で大成した人ではないという事は、劇中何度も執拗に語られているから、それは肌で感じているわけです。

ラボ:うん

mcatm:だから、僕はあのシーンの意味は、例えば、借り物が借り物である、という以前、ひょっとしたら単なるファッションだったかもしれない(それこそ、MIXテープ作ったり、本当に入れ込んでいたわけではない)ヒップホップという「借り物の文化」に、真の意味でコミットした瞬間だったと思ったんです。
ラボさんの考える「借り物ではない言葉」、IKKU の言葉をIKKUの表現で語り出す、というフェイズは、その次なのかもしれないな、という意味で、僕はエンディングを「(おそらく)希望へ繋がっているエンディング」と捉えられたんですよね。

ラボ:ああ…。ああああああああああ

mcatm:だから、俺は、号泣メーンだったの、あれは。

ラボ:ヒップホップに対するファーストコンタクト、という解釈、があったのか!そういう見方をすれば…やばい泣きそう

mcatm:うん。そう思った。

日本語ラップっていうのも、根本的にそういう「借り物感」をずーっと抱えている文化でしょ。そういう距離感も重ね合わせているのかもしれないですね。

まあ、ちょっと分からないのは、僕は既に監督がこの映画をシリーズ化したいという意向を示している事を知っていたから、そういう奥行きのある見方が出来るのかもしれなくて、これだけで終わる映画だとしたら、モヤモヤが残ったのかもしれないです。でも、今となっては分からないから、あんまりその可能性は考えない事にしますけどね。

ラボ:本来「俺の生涯の映画」になるもんだと思ってた一本を失った喪失感が結構でかくて、でも今回こうして話すことが出来て、新解釈のひとつも得ることができたので、「体験」となり、とてもうれしい

mcatm:そうそう、ラボさんの意見には同意出来るんですけど、ただ一点、IKKU がループしているという部分には納得出来ないんです。
映画が始まったばかりのIKKUと違って、言葉は借りてきたものだったとしても、自分の言葉としてそれを吐き出す事が出来た、っていうところが、IKKUの成長だったんじゃないかな、と思います。

ラボ:ああ、その解釈だとそうかもしれない。俺の最初の見方だと「夢をつかもうぜ。ラップで羽ばたこうぜ」は、数々の苦難を経る前の言葉だと思えて、「ラップをしようぜ」なら俄然納得できるんだよなー。

--------------------

■あれはすべてのアマチュアミュージシャンにとって悪夢だと思う

ラボ:冒頭で言ったけど「この映画が愛されていく過程の胸湧く物語」は特別。入江監督はこれでものにならなかったら映画辞めようとして最後だから自分の好きなヒップホップを題材にしようとしたんだって。んで、完全ラップ素人の役者陣を合宿と称して泊めてさんぴんのビデオを三日間見続けて「自分なりのフロウを確立しろ」って言ったとか。そんなストーリーや、本当に役者陣がラップをものにしてしまった痛快さ、ヒップホップを飛び越えてしまって青春映画として映画そのものが徐々に支持を得ていく様は、胸躍るとしかいいようがない。

mcatm:ラボさんのSR名シーンって、挙げるとしたらどこになります?複数回答可で。

ラボ:それやるか!あるんだよめちゃくちゃ!好きなんだよ!やっぱ!名シーンと名セリフ。これきりがないからもう順不同でぜんぶいこうよお互い。

mcatm:いっすね。

ラボ:「おまえ、宇宙人かよ」

mcatm:いいね。

ラボ:西海岸系?東海岸系?「埼玉、海ないっすよ」

mcatm:「ドュリームって…」←これ、一番好きかもなあ…

ラボ:最初の質問者「昔のディスコみたいで懐かしかったです…。あの、歌詞の内容は、本心で?実体験…に基づいてですか?」…というか会議室シーン全般…。

mcatm:質問者シーンはみんな良い!最後の質問者の迫真の演技!

ラボあれはすべてのアマチュアミュージシャンにとって悪夢だと思う。

mcatm:ホントそう!ああいう場面に出くわさないために、どれだけの労力をはらっているか…。

ラボ:でさーーーーー、あのシーンのやばいのは当初のショーグン3人のキャラクターイメージを完全に書き換えてしまうんだよね。素直なマイティー、マイペースTOM、イケイケIKKUが、イケイケマイティー、結構流されるTOM(株の勉強を…ラスト近辺で俺も東京にいくかなー)、一番駄目なIKKUに。

mcatm:やっぱ、ブロ絡みで、余裕があるんだよなーマイティ。あの受け答えも本当に映画史に残ると思うんだよなあ。負のマイクリレー。

ラボ:司会者から「我々高齢者もこういう音楽を勉強しなきゃいけないんですかね?そうなんですかね?(このラインをDVDで見直してほしいと思う。司会者のせりふを聞くとなにから指摘していいか分からないほど絶望的な両者の距離を感じる。神様おりてる)、さて、えー曲目は?」って聴かれてノリノリで曲名を告げるマイティー、いやメンバー足りないんで無理ですって交渉するTOM、何か言おうとして何も言えない駄目IKKU。なんかラストより会議室シーンが映画史に残る気がしてきた。

もう一度言おう「あれはすべてのアマチュアミュージシャンにとっての悪夢だと思う」

mcatm:教室ライブ思い出さなかった(注:僕らは大学の教室を借りてライブをやっていました)??

ラボ:思い出したよ。ばりばり。で全体的に、あの会議室シーン(またあの質問シーンがこちらの予想より10分くらい長く感じるんだ。次もいるのか!って)もそうだし、みひろもそうだけど、この映画は全体的に詰問シーンが長い…。

mcatm:三人が腹くくってから、IKKU とTOMのエンジンがかかるまでの居心地の悪い感じと、それでもやってるうちになんだかんだで盛り上がっちゃって、その後の悪夢に繋がる流れは最高!

ラボ:あそこでシーンを切るのが鬼だよね。爆笑。

mcatm:ラストはあれだけ見ても意味が分からないけど、会議室はあそこだけで全部伝わる。

ラボ:普段我々がなんとか避けてきている、流してもらっている局面を、あの映画は流してくんないんだ。痛いんだ。いくつもあるんだけど。そういう場面。「犯すぞ!」も最たるモンでしょ

mcatm:あれは痛かったなああああ。流さないよねーー!

ラボ:どうしたって勝てない相手、女みひろ(自分よりスケール何倍って分かってる)に対して捨て台詞を中学生っぽく言うんだけど、ながさねえんだ!だから困っったんだ。仕方なく「みんな知ってんだぞ」って言っちゃったんだ。別にそんなこと言いたいわけじゃねえんだ。

mcatm:あの、俺の男女間コミュニケーションの根本を支えてる「女は男より精神年齢が三歳上」という話を思い出す…。

ラボポッドキャストでも言ってた(笑)

mcatm:ぶれねえなー俺!

ラボ:で「だからどうした」って言われちゃうんだ。言いたくないことまで言ってしまい、それすら跳ねかえされ、目の前に立ちはだかり、逃げ場がなく(!)、一番みたくない「変わらない自分」を指摘されてしまうんだ。

mcatm:みひろ!

ラボ:みひろ名場面と言えば、まだまだあるんだよ。最後、IKKUが消えてから、みひろは重い荷物を一人で抱え、長い石段をふらつきながら登る、その背中のか弱さ。(一応それだけじゃ伝わらない観客のために、「ぼそぼそ、あれみひろじゃね?」とつぶやく男子校生もサービスして盛ってあったけどそれは、まあサービスで)あの石段の後姿はIKKUといたときには見せることのなかったか弱さで「彼女もまた」シーン。重そうなんだよ、ふらつくんだよ。

mcatm:確かにそうですよねー。

ラボ:ポッドキャストでも言ってたけど、あのCD渡すシーン(小学生が隣町へ引っ越す女の子にメンコを渡すシーンみてえだ)の迷った末に受け取るみひろの表情はなんなんだろうね。もう随分前にみた一瞬だからわかんないか

mcatm:うん。あれは凄いと思う、本当に。なんか、あそこって、「嬉しい」と「悲しい」のグラデーションで表現するような場面だと思うんだけど、フォーミュラでは割り切れない複雑な顔してたんですよねー。

ラボ:それともしかしたらあの表情に結びつくのかもしれないけど、なんでみひろはばかにしながらIKKUにちょっかいを出し続けたのか。

mcatm:凄く雑な推論なんだけど、所謂、一般的な世間、それもこの場合埼玉の田舎という世間から、浮き上がってるその距離感にシンパシーを抱いていたのかもしれないですね、みひろとIKKUは。みひろとIKKUでは格の差がありすぎるけど、さっきラボさんの言っていたようなか弱さとかも含めて、世間という大きなものから見ると、互いにちっぽけというか、その中で浮き上がろうとする距離感みたいなものですかね、二人を結びつけていたのは。

ラボ:あ!!!二人で映画観るとすごいな!なんか大切な映画になってきた。

mcatm:誰がどう見たって、みひろからIKKUへの恋愛感情はないもんね。一見稚拙な映画に見えるけど、人間関係を丁寧に複雑に慎重に描いてる作品だと思うんですよね。表層は大雑把なんだけど。

ラボいい映画作ったね入江監督愛される映画というか。

mcatm:うん。愛される資格を持った映画ですよね。ラストシーンの人間関係の入り組み方も、芸術的だなとすら思ったわけで。

ラボ:うん。みひろに関してだいぶ落ち着いたので名場面乱射しよう。TKD 先輩の登場wwwwwと第一声wwwww

mcatm:未だに真似するわwww

ラボ:TKD 先輩の真似が受けるって言ってた意味が分かった。あれも神様おりてきてるよね。つうかTKD先輩芸達者なんだね。DVD付録でめちゃくちゃおしゃれなミュージシャンでライブやってて、フリースタイルもプロっぽいんだ。

mcatm:TKD先輩の何がラボさんを惹き付けましたか?

ラボ:玄関の農家っぽさ。北関東の農家。俺の子どもの時の友達の家ぜんぶあれ。

mcatm:ははは。そりゃリアルだ。

ラボ:病弱って事前説明あったんだっけ?伝説のトラックメイカーってだけしか考えてなかったから、爆笑した。一番の爆笑ポイントかな。

mcatm:葬式とか、なんだかんだで悲惨な目にあってるキャラなのに、全く悲壮感が漂わないって凄いっすよねww。一応、病気してる説明はあったと思う。

ラボ:あとラストシーンの TOMがラップの途中で「俺はラッパーになれなかったんだ!」って叫ぶところ。唐突にラップじゃない。虚をつかれた。

mcatm:TOM いいよねーーー。会議室のTOM、最高に好きなタイプのラッパーなんですよ。

ラボ:ポッドキャストでも(略)。俺はファンか

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■人として大事な色んなものを、肌着の間に落として来る仕様

ラボ:基本的なことなんだけど、主題歌のトラックが良い。スクラッチも。あとこれは声を大にして言いたい。間奏のピアノパートは実に秀逸で、あの数十秒があったからこそラップ好き以外にもアピールしたんじゃないかと思うくらい。サントラとして大切。あのピアノパートの余韻が地方都市のいなたさ、日本語ラップの持つ気まずさ、3人の愛すべきボンクラたちに対する愛しさを異常に増幅させるんだ!

mcatm:あと、宇多さん言ってたけど、オープニングの車のシーン、凄く格好良い。あの曲やればいいのに、って。

ラボ:ヒップホップPVでも車でのりのりって最高だよね。何かほかに名場面ある?

mcatm:みひろが出てくるシーンはみんな好きだなー居心地悪くて。スーパーのシーンとか。あの、ダイエーっぽい…。

ラボあれは「キンカ堂」かな(笑)。深谷駅前のさびれ百貨店。俺らの結婚式会場の近くだよ。

mcatm:わー。それがDELAさん(注:drawing4-5の初代ギタリスト)の言ってた…。DELAさんの、ジモティーっぽいはしゃぎ方も、楽しそうでいいな。

ラボ:ジモティーっぽいはしゃぎ方も正解だと思う。だってそんなチャンス滅多にないもん。尾道に住んでるわけでもないし。

mcatm:うん。俺はできないから羨ましい。

ラボ:本屋コーナーに行く途中に、婦人服売り場を通らなければいけないっていうのが地方を描く上で重要なポイントだよね

mcatm:あああ!肌着売り場とか。

ラボ:強制的にもう、どうしたって、かっこがつかない仕組みになってるんだよ

mcatm:もう、人として大事な色んなものを、肌着の間に落として来る仕様になってるんですね。

----------------

■俺日本人だから最初超笑って、そのあとたまげた。なんかわかんねえけど、世界すげーって。すげーでたらめって。

ラボ:関係あるかないかわかんないけど、日本語でラップをやるということなんだけど、これに関して奇しくも宇多丸がリスペクトって曲で一行で言っちゃってる(「例えばイタメシ パスタにたらこ足した メニューが定番と化した」)。よく日本語でラップをすることは「黒人が歌舞伎をやるようなもんだ。な?どんなに努力したって無理だろ?」という論調があったりするけど、黒人がハーレムで歌舞伎をやり始めて、誤解と試行錯誤を繰り返して、50年やってみたら…というのが日本語ラップに言えると思うんだ。

mcatm:うん!!

ラボ:一般人にとって日本語ラップは黒人のあれになりたくてやってるんだと映ってる。それが誤解のもと(でもそうとられて仕方ない人もいるし、実際そういう人もいるから複雑だけど)なんだよな。

mcatm:これまた最近のテーマの一つなんですけど、「正解が正しいわけじゃない」ってやつね。

ラボ:そうそう。それが堂々とでーんと言い切れるのがヒップホップ。へレニズム文化知ってる?

mcatm:はい。西洋文化とオリエンタル文化が、思いっきり混じり合っちゃったやつね。

ラボ:高校のとき世界史でかじり知った、だからあってるかどうか分かんないけど、超西洋人の顔付きした仏像とかあんの。俺日本人だから最初超笑って、そのあとたまげた。なんかわかんねえけど、世界すげーって。すげーでたらめって。日本語ラップ。それでいいじゃん。

mcatm:うん。

ラボ:そう、それは西洋でも東洋でも作れない、じゃあ丁度バランスとって作ってみようと工夫して…でもないでしょ。な、なんかできちゃった…って種類のもの。

mcatm:しかも、ヒップホップ自体が、そもそも相当歪な芸術なのにね。

ラボ:そうイビツ。勘違いと思い込み

-------------

■ヒップホップにすら触れたことのない人たちが、ラップを、ヒップホップを、自分の言葉をものにする映画

ラボ:あともう一つだけね。言わせて。これ最終結論とも結びつく。サイタマノラッパー3はどういう映画にすればいいのか。

mcatm:このskypeの最後はそこだよね、僕もそう思ってました。

ラボ:95年にさんぴんとかブッダとかあって日本語ラップ冬の時代が終わりを告げ、結構音楽シーンの中央にきたじゃん。

mcatm:ジブさんとかYou the Rockのマス向けブレイクもあり、その後の世代の活躍もあってね。

ラボ:それによってようやく「あ、日本人がラップしてもいいんだ」という時代が到来したと思うんだよね。ハイソサエティな人たちに真っ先に受容され、後にストリートな人たちがHIPHOPを取り戻したという向こうとは逆な展開だったけど、ようやく「あれは黒人の音楽だよ、日本人じゃ無理だろ」という論争が一応落ち着いたと思うんです。

で、次。これは俺なんかものすごい関わってくるんだけど、じゃあ日本人なら誰でもラップしていいの?って問題。

mcatm:ほう。

ラボ:もちろん建前上は「誰でもいいに決まってるじゃん」だけどさ、俺なんかからすると、全然そんなことなくて、あれは結局「かっこよい都会の文化人か、ストリートライクなBBOYがやる音楽」ってことになってたと思うんだよね。言葉を選ばないといけないので難しいけど。でも分かるでしょ?そのどっちでもない俺がラップしていいの?って、やっぱりすごいあった。いや全然あるだろ。

ここが決壊したタイミングが正直真っ只中にいたからかなー、よくわかんないんだけど、すでに決壊してだいぶ経つよね。で、俺も胸をはってラップできるようになった(ほんとはこういうことを言うのは恥ずかしいけど実際はそうなんだ)。だからこそサイタマノラッパーって映画が割と違和感なくできたんだと思うんだよね。埼玉の深谷でも、ニートでも、ブロッコリー農家でも、ほんとはイケてなくても、ラップしてる人たちもいるんだよ。そうそうこういう子たちいるよねーって。

で、3以降では更に、ヒップホップにすら触れたことのない人たち(層)が、ラップを、ヒップホップを、自分の言葉をものにする映画にしてほしいんだ。

熟年離婚を迫られた退職後の団塊親父。
望まない結婚と出産により社会の片隅で、半径1Mの生活を余儀なくされている専業主婦。
寝たきりが続き自尊心を失い、ただ雲を眺める毎日のお爺さん。
前に俺がツイッターで書いたけど、中学生のいじめられっこ。

いじめられっこが明日が来なければいいと思う力、苦悩、その強さ、ボギャブラリーは我々がちょっと思いついたライムを遥かに凌駕するでしょ

mcatm:うん。それこそ、自分の言葉を獲得することになるだろう。

ラボ:なんかそういったヒップホップに出会う前の人たち(もしくは普通距離のある層)が、自分の表現を獲得する瞬間を見たいなって思うんです。以上。どうかな?

mcatm:さっき、2のB-Hackも含めて、そういう色んな階層の人達が、少しずつ自分の言葉を獲得していくという話にはなりそうですよね。ただ、その、3になって、「ヒップホップとの距離がある人」がヒップホップという文化の強さ、効能に気付いて、変わっていくという物語だったら、それは社会を変えるとすら思う

ラボ:2は女の子なんだよね。観たい。女の子なりの葛藤についてラップして、ラップを使ってなにか成長してくれてればいいな…。シリーズ化を考えたっていうのはやっぱり「ヒップホップとの距離がある人」路線も視野に入れてるんじゃないかなあと思ってる。青春映画の枠を越えて。

mcatm:うん。そう思います。あと、俺はね、 そういう人達の成長を通して、IKKU達がどう変わっていくのか、それに興味がある。

ラボ:うわー!!やばいね

mcatm:というのは、やっぱり1では担保してるわけじゃないですか、その後の活躍を。それで色んな部分に目をつぶってるというか、期待している。IKKUが、自分の言葉で語れるようなラージなMCじゃなくても、俺らはいいんです、シリーズの最後に、最高のMCになってくれさえすれば

ラボ:でも、2以降はみひろが出ないんでしょ………………………

mcatm:でもさあ、みひろとIKKUの話にもオチは付いてないと思うんですよね。それは、かならずしも物語上で語られる、ということではなくて。長いシリーズの末に、心からかけがえのないMCになってくれればいいんですよね。そして、みひろとの関係に、僕らの腹にきちんと落ちて来る、なんらかの決着があれば、それが僕は見たいと思えたから、SR1は最高だったんだと思うんです。

ラボ:なんかさ、今までネット上で見たあらゆる評より、今回のやりとりは俺にとって大切だ

mcatm:うん。俺もDVD買いたくなった!

ラボ:ラストがラップとのファーストコンタクトだろうという見方の件、みひろがIKKUにちょっかい出し続けたのはシンパシーだという件、一人ではちょっと無理だった日本語ラップの件、3はこうあってほしい件はずっと頭の中にあっていつか誰かに伝えたかったので嬉しかった

mcatm:というか、映画って幾層にも解釈出来る複雑なものだから、沢山の人と話した方がいいですよね!

ラボ:ほんとだね。

---------------

さて、mcatmである僕は、昨日サイタマノラッパー2を観てきました。色々言いたい事はあるんですが、ひとまず今日、ここでこの対談をアップしておきます。そして、僕たちのサイタマノラッパー考察は、SR2〜B-hackの活躍するサイタマノラッパー2へとその舞台を移していくのでした…。

ラボ
http://twitter.com/labofromjmq
http://www.myspace.com/labofromjmq

mcatm
http://twitter.com/mcatm
http://www.myspace.com/mcatmcatmcatm

http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B0039XIA7A/rippingyard-22/ref=nosim

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<![CDATA[Attack Of Design]]> ディティールに優れたサイトデザイン。グランジ処理されたアイコンや、ナビにマウスオーバーした際に表示されるポップアップ等に一見の価値アリ。

http://www.attackofdesign.com/

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<![CDATA[YouTube - 植野隆司(テニスコーツ)× contact Gonzo]]> 円盤ジャンボリーで見た凄いパフォーマンスをYoutubeで。第二弾。

テニスコーツ主催のイベント内イベント「ハッキンオン!」にて、まさにgdgdの極み(一周回って別に褒めてない)、観客も弛緩している中、切り裂くような衝撃を以て登場したのが、このcontact gonzo。けだるいポーズ、しかしはっきりとある種の緊張感を持った二人の男子が、唐突に殴り合い、組み合い、互いの感覚を詰めながら、「接触」の在り方の様々を生々しく表現し、はっきりと客席に緊張感が走った。contact gonzo、それだけでは終わらず、くんずほぐれつの上から更に首めがけて飛び降り、最終的にvenoさんまで含む五人が客席にもつれ込んだのだった。

その後登場した小野崎君(アンデルセンズ)に、「客がみんな引いてるぞ」と笑いのネタにされたが、いやいや、この唐突なドツキ合いが生み出す緊張の衝撃波は、ちょっと突き崩されるだけで容易に良質の「笑い」に転換し得るものだし、現にこの動画では笑われている。恐ろしさと滑稽さを同時に叩き付けるcontact gonzo、面白かったです。

※写真は、ハッキンオン!の大団円。カオス。

http://www.youtube.com/watch?v=QAkXV1HB0Es

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<![CDATA[YouTube - core of bells : Positive Drinking Digest]]> 先日終了した円盤ジャンボリーで印象に残ったバンドを少しずつご紹介。

Core of Bellsは噂には聴いていたのだが、聴けば聴く程どんなバンドなのかさっぱり分からなくなるという、不思議なバンド。しかし、その説明しづらさは、一度見た今なら完全に理解出来る。これは…説明しづらい…。

恐ろしく凝ったコンポジションと、巧みな演奏で、ズタズタと切り裂くようにフレーズを次々に取り替えて行くような、非常に面白い楽曲を演奏したかと思えば、次の瞬間、観客の脳内スイッチの切り替えを待たずにそのままバカ芝居。これだけ素晴らしい音楽的才能を持ったバンドなのにも関わらず、完全に円盤滑稽枠で出たな、と思わせる脱力の展開に、色んな意味で身体も心も亜脱臼させられてしまう、そんな超格好良いバンドで、また見たいと強烈に思っています!

メンバーの被ってるZ-Z言語「ウ」(このバンド名の秀逸は、他に類を見ない)も含めて、この界隈も全く目が離せる気配がしません。

http://www.amazon.co.jp/dp/B003539SGG

http://www.youtube.com/watch?v=x5PSpVm2n6s

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<![CDATA[iOS Icons in Pure CSS | Graphicpeel]]> CSS3で描画されたドラえもんを見たときも相当ビビりましたが、今度はiOSのアイコンを全てCSSで表現したという大バカ者の登場。一体何の役に立つのかは全く不明ですが、画像も使用しておりません!Chromeでは正常に見れましたが、IEでは相変わらずぶっ壊れているのが、絶妙なオチになっていて素晴らしいですね。

http://graphicpeel.com/cssiosicons

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<![CDATA[SRサイタマノラッパー2]]> 今日公開じゃねえか!!

当サイトでも何度も取り上げ、何にそんなに魅力があるのか分からぬが、何か語らずにはいられない雰囲気を醸し出してる愛すべき映画「サイタマノラッパー」の続編がいよいよ登場…ということでこの動画。言い訳無しの実に格好良いPVだと思う!普通にAYUMUとKUDOのラップ、ソロアルバム出たら欲しい、ぐらいの勢いで好きだなあ。

そして安藤サクラは、両親を超える女優になると思うよ。無視出来ない存在感。映画館に観に行きます。

http://www.youtube.com/watch?v=mL8M8tzfGOY

http://sr-movie.com/

http://www.youtube.com/watch?v=-ZvqvppwAxo

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http://www.rippingyard.com/seed/1559/sr_2/ http://www.rippingyard.com/seed/1559/sr_2/ Sat, 26 Jun 2010 12:52:26 +0900
<![CDATA[WET(PS3/XBOX360)]]> 論者の視点/角度によっては語り方を変えざるを得ない程、とても一つにはカテゴライズし切れない多様な属性を持ったゲームが、「3Dアクションゲーム」というジャンルの中で乱暴に取り扱われている。例えば、マリオギャラクシーとPrototypeのような箱庭型アクションを同一の箱に収める事は可能だろうか、という問題がある。しかし一方、ジェットセットラジオは、マリオ型アクションの次の世代、アクションゲームの形を変えたエポックメイキングなソフトであるが(断言)、あれはPrototypeやGTAと同様、箱庭型3Dアクションゲームとも言えなくはないのではないか。このように、「アクションゲーム」という分類の不自由さは(特に分類軸の適切なアップデートがなされていない点からも鑑みると)、改めて指摘してみると深みのある議題に成り得ると思う。

かくの如き「定義論」を序盤から吹っかける所以は、次の暴力的な結論の言い訳のために過ぎない。そう、暴論である事を承知で書く。Bethesda Softworksの手がけた「WET」は、2010年の現時点で3Dアクションゲームの最高傑作である。(勿論、僕の乏しい3Dアクションゲームプレイ歴の中で、というエクスキューズがつくが、そんな細かい言い訳などしているような場合じゃないのだ)

便利屋で人間業とは思えない身のこなしで、与えられた任務を冷徹に片付けるRubiと、麻薬シンジゲートとの戦いを描くこの作品。世界観はタランティーノ的なものを思い浮かべてもらいたいのだが(主人公Rubiのルックスやキャラクターは、モロにキルビルを思わせる)、グラインドハウス〜B級アクション映画といった70年代的なイメージを大胆に援用している(レトロフューチャーは、Bethesdaの得意とする演出手法である)。ギンギンに集中力を高めたアクションの連続の狭間に、レトロなCMがするっと挟み込まれる様は、小気味良く気が利いており、テレビ映画を見ているかのよう。

そんな映画の如き斬新なビジュアルが特徴的なこのゲームは、その斬新さ新奇さが単なる視覚的な快楽の為に装弾されているのではなく、ゲーム性に深く結びついているのが特徴だ。返り血を浴びて視界が赤く染まり、その次の瞬間から極端な赤黒白と高コントラストの色彩が特徴的な画面構成に切り替わる「RAGE」モードや、カーチェイスや荒唐無稽な空中戦におけるゲーム性の変化などが非常に分かり易い例だろうと思う。ビジュアルの切り替えと同時に、プレイヤーに課せられるミッションも、相応なものに切り替えられる。

こうしてゲーム性は目まぐるしく変化するが、根本的なゲーム内に於けるキャラクターの肉体性は一貫しているのも特徴。AがジャンプでBがスライド、Xで刀を振り、RTで銃を撃つ。そしてLTによるRubi視点。基本的なアクションに於いて、この身体性は繰り返し用いられる(「一貫した身体性」というのは、アクションゲームを評価する際の重要なポイントの一つだと思う。Aボタンの意味が場面によってコロコロ変わるようなゲームは、画面内のキャラクターへの没入感を著しく削ぐ)。

パルクール〜フリーランニングの豪快なイメージは、古くはプリンス・オブ・ペルシャのような素朴なものから、決定的作品「アサシンクリード」もしくは「ミラーズエッジ」を経て、様々にUIの革新を伴い、進化している。例えば先に挙げた「Prototype」やその祖先的な作品「スパイダーマン」などでも、箱庭をどのような方法論で攻略するか、といったマリオ的な素朴な問いから一歩も二歩も先へ踏み込んだ方法論を採用する起爆剤としてパルクールは利用されている。そして「WET」では、一貫した肉体性を伴ったボタンアクションとパルクールが組み合わされ、自分の身体ではなし得ないアクションの爽快感(Rubiは端的に言って人間じゃあないね)と没入感を同時に味わう事が出来るのである。

日本ではPS3版しか発売されなかった本作。お世辞にも、広くプレイされているとは言いがたい。難易度も低くないため、一般にお勧め出来るようなソフトではないが、3Dアクションゲームの現在形に興味がある好事家には、強くお勧めしたい一本です!!!

http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B002G9TH20/rippingyard-22/ref=nosim

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<![CDATA[Snow Stack is Here]]> Snow LeopardのSafariでしか動かないみたいなので、まだ実際には触れていないのですが、これは凄くリッチなhtml5デモ!今までflashでも構築に結構なスキルが必要だった、3Dの写真ギャラリーです。

http://www.youtube.com/watch?v=3R6sb4NO25E

まだまだ色んな可能性がありそうで、当初思っていたよりも、インタラクティヴ関係に強そうな、そんな予感のするhtml5。じっくり定点観測しながら、実践で使っていきたいなと思っています。続く!

http://www.satine.org/archives/2009/07/11/snow-stack-is-here/

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http://www.rippingyard.com/seed/1549/snow_stack_is_here/ http://www.rippingyard.com/seed/1549/snow_stack_is_here/ Thu, 03 Jun 2010 09:24:23 +0900
<![CDATA[Labuat]]> 「音楽の形が変わる」なんて事言っても、ダウンロードだなんだと、単にインフラが変わっただけで、体験そのものは変わっていないじゃねえか、と狭義の文句を言うむきには絶好のサンプルケースが出現!これは凄い。触ってみると分かります。

CD-ROMやフラッシュサイト等で、インタラクティブな仕掛けを用意して、新鮮な体験として売り出す手法は陳腐ですが、ここまで見事に触って楽しく、いつのまにか音楽そのものが体験を通じて身体に入っていくのを感じると、プロモーションツールの新しい形の一つはここにあると、そう素直に信じられる楽しいサイト。PVの新しい形と考えれば。

http://soytuaire.labuat.com/

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