music

    • I’m the Sky: Studio and Demo Recordings, 1964–1971, by Norma Tanega

      2022-05-11 01:13

      Norma Tanegaの未発表デモを含む編集盤。気持ち良いアルペジオに声。数曲以外、Norma Taneda自身のことは何も知らなかったんですが、2枚のアルバムを発表、Dusty Springfieldに楽曲を提供するなど、華々しく音楽家として活動すると、突然業界を離れ、カリフ...

    • Yegor Letov

      2022-05-10 15:33

      『インフル病みのペトロフ家』があまりに良い、特に音楽が、というか、この映画自体がほぼ音楽である…という思いから、サウンドトラックを漁っていて出くわしたイゴール・レトフ。『LETO』におけるKinoも、日本ではあまり知られていないポスト・パンクバンドを知るきっかけになったが、『イン...

    • Kate Bollinger - Who Am I But Someone (Official Video)

      2022-03-26 06:17

      Kate Bollingerの新曲PV、超いいから観て観て。音のあしらいに顕れている古くて乾いた温もりを、120%で活かす形のレトロ風なビデオ。願わくば、この四人が本当にバンド組んでいたらなあ…って思う。この曲と、「Yards/Gardens」という2曲が公開されている彼女の新作...

    • Alex Ross Perryが監督したPavement「Harness Your Hopes」のMV

      2022-03-14 08:14

      公式が突然「「Harness Your Hopes」のMVを公開するよ」とか言い出したんで「はあ?なんで今?」ってビックリ。まあ『Terror Twilight』リマスター(買います)の件もあるので、そういうことかなーとか思って呑気に構えていたら、なんと監督がAlex Ross ...

    • field anatomies, by Laura Cocks

      2022-03-14 08:14

      ニューヨークのフルート奏者、Laura Cocksによるファーストソロアルバム。各曲コラボレーターを替え、編成も手法もフルートの使い方すらバラバラで実験的な工夫の数々は、楽曲としての完成度もマチマチながら、時折奇跡のような結実の瞬間が顔を覗かせ、「態度としてのエラー」が一つの作品...

    • Fiscal, Remote, Distilled, by Blanche Blanche Blanche

      2022-03-04 09:18

      昨年出たPerfect Angels『Exit from the Ultra​-​World』の出鱈目ブラジリアンっぷりが最高すぎて俺の脳内に確固たる爪痕を残した、マルチインストゥルメンタリストZach Phillipsによる無数のプロジェクトから、作品が際限なく湧き出ておる。2...

    • wet circuits, by Cloning

      2022-03-03 09:55

      White SunsのメンバーDana MatthiessenによるソロプロジェクトCloningの新作。爆速で駆け抜ける耳破壊系サウンドを、巧妙に再構築する術に長けた何某かのグリッチミュージック。手練のサウンドアサシンが、狙ったスポットを寸分違わず脱臼しに来るみたいな感じで、ま...

    • King Pigeon - Higher (Official Video)

      2022-03-02 07:43

      ヒゲの兄ちゃんたちによる、風通しの良いシンセポップ。気絶するぐらいいなたい。King Pigeonは、おそらくドイツの四人組。FacebookやYouTubeを見ると2015年ぐらいから活動しているっぽいのだが、詳細がわからなすぎて不安になる。まとまった音源が出たら、ちゃんと調べ...

    • Lonely Pirate Committee - He Was in the Father [Official Music Video]

      2022-02-18 02:12

      シンプルなメロディの背景で演奏が奇妙に変化する、クリーブランドの二人組Lonely Pirate Committeeの新曲。グリーンバックで”撮影した”音楽のよう。クリスピーなリズムから陽気に幕開け、気がついたら迷い込んでいたビットノイズの墓場から、カントリーサイドのブルースにハ...

    • SPIRIT OF THE BEEHIVE - I SUCK THE DEVIL'S COCK

      2022-02-16 13:05

      見事に変調したギター音で一気に心を持っていかれたSprit of the Beehive(ミツバチのささやき!)の「I SUCK THE DEVIL'S COCK」。誰も望んでいないのに、中途で完璧なアブストラクション、続いて脱力しきったフィメールラップが挿入される展開にも微笑ん...

    • Brutal Alter Minimal, by Mario Marzidovšek

      2022-02-16 12:10

      Mario Marzidovšekのテープ作品をコンパイル。モノホンのインダストリアルアーティスト(工場で働いてたという意味で)にして、Suicideを煮詰めたら思いがけず糖分が染み出してしまったような電子音楽。この映像とか、半端に尖ってノイズ垂れ流すよりも猟奇が充満していて、最...

    • Clairo - Sling

      2021-09-16 14:25

      「Pretty Girl」の頃から、「これは確かに死ぬほどキュートだが、文字通り受け取るわけにはいけないぞ」という磁石の狂った野生の勘のようなものが邪魔をして、あんまり乗れなかったClairo。だけど、「磁石が狂った」っていうのは自己卑下が過ぎるかも。確かに、塩の塊を持ち出して、...

    • Tyler, The Creator - CORSO

      2021-07-05 15:48

      今年、これ以上にクールなPV出るかね…。心配。タイラーの新作、この曲を筆頭に、しっかりとアップデートされたサンプルミュージックで高ぶるものがある。デビューの頃から一貫して、自分の容姿いじりの人というイメージでそれはそれで最高だったけど、このPVでくねらせる身体のセクシーさには高校...

    • ロード・オブ・カオス

      2021-06-28 17:24

      原作の邦題にもある通り、ブラックメタルの歴史は文字通り「血塗られている」。行為と態度は唾棄すべきものであるのに、誤解を恐れずに書くと、その数々のエピソードと音楽に「魅了されてきた」ことは確かである。「ボーカルの猟銃自殺写真をジャケットに…」「教会に放火…」「メンバーをナイフで滅多...

    • 長谷川白紙 + 諭吉佳作/men + 長久允 - 巣食いのて

      2021-06-23 16:48

      「長谷川白紙と、諭吉佳作/menが共作して、悪いものができるわけがない」という確信=高いハードルをやすやすと越えた楽曲に、ギクシャクとした身体の震えを止められるわけがないわけ。これ、リズムに乗ってるはずなんだけど、自信がない。名曲。監督に長久允を迎えたこのMVに関しては、堂々たる...

    • satomimagae - hanazono

      2021-06-05 03:11

      過去一番アブストラクトじゃないか。RVNG Intl.と幾何学模様のGuruguru Brainからリリースされたsatomimagaeの新作『Hanazono』を聴いて、改めて過去作を聴き返してみたら、やはり一作ごとにその傾向を強めてきているように思える(若干例外的なのは201...

    • Maya Hawke - Blush

      2020-09-01 06:56

      「神が二物を、与えてるじゃないか…」的な嘆きはすっかり書き飽きた。今最も「親の顔が見てみたい」女優、Maya Hawkeのアルバム『Blush』。Jesse Harrisプロデュースのどっしりとしたアメリカンフォーク・ミュージックの大王道的サウンドに、ハスキーな歌声(…なんでこん...

    • クラスターフェスのこのバンドヤベえな

      2020-08-11 02:30

      このコロナ禍における大マヌケ現象として記録しておきたい「クラスターフェス」。「主張は自由だけど、無邪気に危険なことするのやめてほしい」っていう一般論ぐらいしか感想なかったんですけど、音楽イベント配信してたから念のため確認したら素人音楽好き向けのヤバい演奏あったので共有しておく。ス...

    • Enter the Groovy World of French Psychedelic Soundtracks

      2020-08-10 07:30

      ヌーベルヴァーグの伝記ものや、ベルトルッチ『ドリーマーズ』などの作品で馴染み深い60年代後半の「5月革命」。政治と芸術がこの上なく接近したこの時代のフランスで流行した、サイケデリックなサントラについてのBandcampの記事。フランスを覆っていた文化的な軽薄さは、こうした変革の時...

    • Stella Donnelly Japan Tour 2019

      2020-08-04 09:29

      「素晴らしかった!」「感動した!」というよりは、ただただ「楽しかった!」と思った、ステラ・ドネリーの来日公演。本国では、インディーズとしては異例の売れ方してると聞いていたので、さぞかし場馴れした感じの人が来るんだろうなと思い、エンターテインメントを楽しみますよ!という気持ちで挑ん...

    • Sharhabil Ahmed - The King Of Sudanese Jazz

      2020-07-21 15:46

      寡聞にして全く知らなかったんですが、ファンクやジャズを中心としたアラブ音楽のリイシューレーベルHabibi Funkがリリースした、Sharhabil Ahmed『The King Of Sudanese Jazz』がめちゃくちゃかっこいい。https://daily.bandc...

    • Phoebe Bridgers - Punisher

      2020-07-17 14:32

      なんつうタイトルだ。待望のPhoebe Bridgersの新作は、「心して聞こう」「心して聞こう」と気張りすぎて聴くのが遅くなってしまったけど、前作同様、良いポップアルバムだった。Ryan Adamsは当然プロデュースから外れているので、「Motion Sickness」みたいな...

    • 5lack - 透明少女(feat. Maccho)

      2020-07-16 17:51

      ド本物の風体がある。ずっとS.L.A.C.K〜5lackを追ってたけど、彼がアップデートなのか足踏みなのか、はたまたさまよっているのか、よくわからないままその動きをゆっくりと止めながら、着実に本物のアーティストとしての道を固めつつあるのを感じた。その一つの結実としてのこの曲。ソウ...

    • ЖЛЪЧ - ВЯРА

      2020-07-02 07:08

      Bandcamp Dailyの「Eight Artists Redefining Bulgarian Music」っていうブルガリア音楽の特集で知ったんだけど、ЖЛЪЧってラッパーヤバいね。ブルガリアのソフィアを拠点に活動するSo Called Crewで活動しているMatyu ...

    • Woods - Strange to Explain

      2020-06-29 04:28

      ぶっといサイケロックで攻めてきたな…と思ったWoodsの新作(僕の中で、サイケロックとサイケデリックって、必ずしも同じものを意味しないんすけど)。このバンドは、何度聴いても「こんなバンドだったっけ?」って思う。若干フォークっぽさは抜けつつ、いや、元々こういう感じのバンドなんだけど...

    • Michael Stipe & Big Red Machine - No Time for Love Like Now

      2020-06-18 03:38

      今年に入ってから、Michael Stipe(R.E.M.)の音楽活動が徐々に活発化している。チャリティ的な企画でシングルが二枚(「Drive to the Ocean」「Your Capricious Soul」)出てたんだけど、それはそこまで心躍るような出来ではなかったんす。...

    • chelmico - Easy Breezy

      2020-06-16 06:03

      今年のベストPVじゃない?めちゃくちゃポップであるのに、採用している表現は容赦なく先端で、程よいところに着地しようとする生ぬるさが見えない。不安だ。特に、chelmicoの二人が、実写でも精緻なポリゴンでもなく、一昔前のローポリで表現されていて、そのキッチュさを以て、変形・複製な...

    • Miles Davis - 死刑台のエレベーター

      2020-06-08 02:28

      ファッションフォトグラファーGlen LuchfordによるGUCCIの素晴らしいショウリールを観て思い出した。すごく好きな曲だ。もちろん映画は観ているんだけど、なんとなく頭から離れていて、そういえばと思い起こしたら白黒のパリに浮かぶジャンヌ・モローの影。脊髄反射的にジャズを想起...

    • 舐達麻 - 100MILLION

      2020-06-02 06:43

      YouTubeを観る回数で決まるなら、俺はもうとっくにAPHRODITE GANG入りしてる。まずさあ、名前がいいじゃん。賽 a.k.a. BADSAIKUSH、DELTA9KID、G PLANTS。パッと見、俺の身体に馴染む語がない。「ばださい…くっしゅ?」。もう、全く文化圏が...

    • Archie Shepp - Attica Blues

      2020-05-26 11:43

      2020年は無理してでもジャズを聴き続けようと思い、一日目。雪のすすきのに向かう道程でこれにぶち当たった俺は、なかなかツイてるなと思った。この予感は、その後、正月の札幌でインフルエンザに罹患、そのまま休まずに怒涛の19連勤、妻とむすこが二度目のインフルに罹った時点で、勘違いであっ...