MCATM

Arrrepentimiento / drawing4-5 / pelepopの主犯。

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  • のだめカンタービレ

    ここにきて、ようやく『のだめ』を全巻読み終えた…。いざ読んでみりゃ、あっという間。以下、軽くネタバレ。だけど、これ、何年前の作品よ…。「のだめ」という天才と、「千秋先輩」という秀才(もしくは、努力型の天才)。「クラシック音楽業界を舞台にした...
  • Digger

    土砂降りの中、流れ込む汚泥に悪戦苦闘する主人公の姿。「ここで暮らすのはキツい…」と誰もが感じてしまうような孤独でハードな生活に、何十年も会っていなかった息子がバイクに乗って突如として割り込んでくる。母親であり、同時に主人公の元妻である女性の...
  • ケン・リュウ『宇宙の春』

    テッド・チャンと並んで、中華系のSFの旗手としてすっかり定着したケン・リュウ。新作短編集(と言っても、過去作で邦訳から漏れていたもの中心だけど)も、相変わらずのキレだった。テッド・チャンより執筆量も旺盛だし、今度『円弧(アーク)』も映画化さ...
  • すばらしき世界

    出所祝いに食べさせてもらったすき焼き。アパートを借りて再出発初日の白飯に落とした生卵。そんな豊かな食事が、乱れる心の中で徐々に荒んでくる。仲野大賀演じる放送作家に説教された苛立ちを、台所で食うカップ麺にぶつける時、その食事の光景は大きな背中...
  • 私は確信する

    「赤の他人の無実を証明する」と覚悟を決めた日、事件の人間関係図を構築しようと一人息子の写真を壁から外す。その行為に、この物語が間接的に描きたいことが象徴されている気がした。実話をベースにした、フランスの映画監督アントワーヌ・ランボーの初長編...
  • クリープ

    「ビデオ撮影してくれる人を募集中。1日につき1000ドルを払います」という求人に応募したアーロンが、雇い主の奇行に振り回されるホラー映画。マーク・デュプラスは完全にコメディの脚本もらって演技してたんじゃないかと思うような怪演。77分とタイト...
  • サムの息子たち:狂気、その先の闇へ

    「サムの息子(Son of Sam)」と呼ばれた連続殺人鬼デヴィッド・バーコウィッツには、共犯者がいた。という説に取り憑かれてしまったモーリー・テリーの話。事件の説明に大半の時間を割いた1話目以降、5分おきに新事実(と新事実…みたいなもの)...
  • クリシャ

    キッチンが廻り続ける限り、少しずつ、少しずつ、彼女は自分の居場所がここに存在しないことを確認させられている。長い空白期間を経て、久しぶりに家族の集いに呼ばれたクリシャは、微妙によそよそしさを漂わせる親戚たちを前に、心改めた自分をアピールしよ...
  • 供述によるとペレイラは…

    新聞社で報道に携わっていながら、世間とは距離を取り続けて生きている一人の平凡な初老男性に訪れる、ささやかかつ決定的な変化。作中では「別のエゴに主導権を握る」と描かれたこの変化は、表面的には英雄的な所業に見えるけれども、そこまで多くもない文字...
  • DAU ナターシャ

    激しく尊厳を傷つけられた夜の街を、ナターシャは一人歩く。その背後を、獰猛そうな犬を連れた軍人が歩いている。『DAU』がどれだけ気の狂ったプロジェクトかというのは、色んなところで言及されている(Indie Tokyoの記事が一番重厚かつ面白い...
  • 聖なる犯罪者

    ノコギリの軋む不快な音から物語は幕を開ける。主人公を取り巻く不快な「意志」を湛えた空気がそこにある。犬は吠え、雨は身体を打ち付ける。牙を剥く野蛮な現実と、神聖な世界は相対しているようで、彼の信仰は、その相対にこそ立脚しているように思える(告...
  • エマ、愛の罠

    養子の息子が奪われる、という謎の状況から物語はスタートし、「若い母親であるエマがこの子を取り戻そうとする」、という辛うじての骨子は伝わっては来るものの、特に主人公の気持ちが全く伝わってこない作りは、「信頼できない語り手」の存在を想起させる。...
  • ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引書』の映画化をアルモドバルが企画中

    https://www.cinematoday.jp/news/N0114043って、表題の「次回作は初の英語作品に!」より断然ヤバくないっすか?残酷な時の流れをザクッと切り取り、その断面を生々しく見せつけるような彼女の作品は、見方によると...
  • ゼム

    ある悲劇の記憶から逃げるように、心機一転コンプトンに引っ越してくる娘二人の黒人一家。彼女らが直ちに直面する、近隣住人からの差別、職場での差別、学校での差別、とあらゆる角度からの差別と闘ううちに、その家族は、土地とそしてそこに住む人々にまつわ...
  • VIDEOPHOBIA

    モノクロームの映像が醸し出す不穏さ。濃淡に圧縮された視覚情報が、可能な奥行きを綴じ込んでいく。遠くまで見通せているはずなのに手探りのような、「謎」そのものの中でもがく主人公の狂騒が、観ている僕らにも伝播してしまったかのよう。「見る者」と「見...
  • mid90s

    主人公たちのグループには「4th Grade(4年生)」という渾名で呼ばれる「記録者」がいて、彼はいつもビデオテープを回している。彼の手に収まったビデオカメラのRECボタンが押されると、登場人物たちのフィクショナルな記録として、サバービアン...
  • 82年生まれ、キム・ジヨン

    1982年の韓国に女性として生まれたキム・ジヨン氏が、淡々と発狂するという態度で社会に抵抗する姿が描き出される。その結末に至る軌跡を追った物語。「女性であること」で、社会がどのように彼女を追い詰めたのかが、ルポルタージュのような冷徹な目線で...
  • もう終わりにしよう。

    大変困った。話題になっている、Netflixオリジナル作品として配信されたチャーリー・カウフマン監督作を観た。ネットに溢れる数々の秀逸な感想、解説(特に重要なのは、チャーリー・カウフマン自らが疑問に答えた記事)を読む前に、自分の解釈を書き記...
  • 成果

    マンブルコアの代表的な作品と言われている『Funny Ha Ha』(未見。つか、どうやったら観れるの!?)のアンドリュー・バジャルスキー監督の2015年作。主人公キャット(Kat)を演じるのは、どこかで観たことあるなーと思ったらMCUでマリ...
  • Maya Hawke - Blush

    「神が二物を、与えてるじゃないか…」的な嘆きはすっかり書き飽きた。今最も「親の顔が見てみたい」女優、Maya Hawkeのアルバム『Blush』。Jesse Harrisプロデュースのどっしりとしたアメリカンフォーク・ミュージックの大王道的...
  • 鉛筆画のテクスチャーで構築されたホラーゲーム『Mundaun』

    スイスのゲームスタジオ「Hidden Fields」が2021年にリリース予定のホラーゲーム『Mundaun』。全編鉛筆で描かれたテクスチャーが圧倒的に異様な雰囲気を放っていて、超気になる。「祖父が謎の火災で亡くなったことを知った主人公が、...
  • マーダー・ミー・モンスター

    南米アルゼンチンはアンデス山脈を望む村で、首のない遺体が発見された。捜査にあたった主人公クルスの不倫相手フランシスカも同じような手口で殺害され、彼女の夫ダビドが逮捕される。女性を狙ったごくありきたりな猟奇殺人ものとして幕を開ける本作は、仄め...
  • 『スコット・ピルグリム vs 邪悪な元カレ軍団』10周年

    『スコピル』が10周年ですってよ!以下の記事で、原作者ブライアン・リー・オマリーや監督のエドガー・ライト、主演のマイケル・セラなどのスタッフ・キャストが当時のことを語っており、死ぬほど長くて全部は読めなかったがめちゃくちゃ面白かった。Sco...
  • キル・リスト

    フォークホラー文脈でかなりの頻度で評判を目にする作品なのに配信すらされていないのだが、DVD購入して観た。仕事するのが厭になって8ヶ月もぶらぶらしてた元軍人の主人公が、相棒に促されて殺しの仕事を再開する…というシノプシスからは全く予期せぬ事...
  • クラスターフェスのこのバンドヤベえな

    このコロナ禍における大マヌケ現象として記録しておきたい「クラスターフェス」。「主張は自由だけど、無邪気に危険なことするのやめてほしい」っていう一般論ぐらいしか感想なかったんですけど、音楽イベント配信してたから念のため確認したら素人音楽好き向...
  • Enter the Groovy World of French Psychedelic Soundtracks

    ヌーベルヴァーグの伝記ものや、ベルトルッチ『ドリーマーズ』などの作品で馴染み深い60年代後半の「5月革命」。政治と芸術がこの上なく接近したこの時代のフランスで流行した、サイケデリックなサントラについてのBandcampの記事。フランスを覆っ...
  • ピーター・エマニュエル・ゴールドマン特別上映

    知らねえ監督というのはまだまだいるもんだな。ピーター・エマニュエル・ゴールドマンとは、ニュー・アメリカン・シネマの代表的な作品『Echoes of Silence』が評価されるが、作品を二本撮ってあっという間に業界を離れたという映画監督。ガ...
  • Stella Donnelly Japan Tour 2019

    「素晴らしかった!」「感動した!」というよりは、ただただ「楽しかった!」と思った、ステラ・ドネリーの来日公演。本国では、インディーズとしては異例の売れ方してると聞いていたので、さぞかし場馴れした感じの人が来るんだろうなと思い、エンターテイン...
  • アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル

    公権力によってフィギュアスケートを奪い取られたトーニャ・ハーディング。ヒールとして世界中から憎まれながらボクシングのリングに上がり、日銭のために殴られる自分が吐いた赤い血を白いマットに残し、彼女はまた立ち上がる。その背後に取り残されたように...
  • WAVES/ウェイブス

    対話の先に希望があり、無理解の先に死が待っている。ケンドリックが、アニマル・コレクティヴが、カニエが、そしてフランク・オーシャンが、燃え盛る炎の下で孤独をより深め、寄せては返す緩やかな波のそばで共感を促す。映画館に響く低音は、深いリバーブに...
  • Return of the Obra Dinn

    面白いゲームは沢山あれど、ここ数年で一番熱中したのは、この『Return of the Obra Dinn』だと思う。瞬間最大風速。妻と二人、10数時間、むすこそっちのけで謎解きに転がりまわった結果、エンディングを経ても残る謎に、議論し続け...
  • Sharhabil Ahmed - The King Of Sudanese Jazz

    寡聞にして全く知らなかったんですが、ファンクやジャズを中心としたアラブ音楽のリイシューレーベルHabibi Funkがリリースした、Sharhabil Ahmed『The King Of Sudanese Jazz』がめちゃくちゃかっこいい...
  • SKIN/スキン

    レイシストである主人公が憎悪の雄叫びをあげる場面から物語は始まる。先日日本でも無料公開された、大変衝撃的な内容の短編『SKIN/スキン』の長編版。内容は全く異なり、登場人物にも直接のリンクはないはずだが、剃髪のシーンや、ソファーを使った遊び...
  • Phoebe Bridgers - Punisher

    なんつうタイトルだ。待望のPhoebe Bridgersの新作は、「心して聞こう」「心して聞こう」と気張りすぎて聴くのが遅くなってしまったけど、前作同様、良いポップアルバムだった。Ryan Adamsは当然プロデュースから外れているので、「...
  • 5lack - 透明少女(feat. Maccho)

    ド本物の風体がある。ずっとS.L.A.C.K〜5lackを追ってたけど、彼がアップデートなのか足踏みなのか、はたまたさまよっているのか、よくわからないままその動きをゆっくりと止めながら、着実に本物のアーティストとしての道を固めつつあるのを感...
  • 2020年上半期 俺デミー賞

    え、もう…?コロナ禍にやられた上半期、マジであっという間だった…。「今年の作品」については、オンラインで観たものも含めて22本。映画館に直接足を運ぶ回数が圧倒的に少なかったですが、それでも異様に良い作品に出会えたので問題ない。『ミッドサマー...
  • No Man’s Sky

    2016年に日本語版が発売され、それ以来あまりプレイしていなかった『No Man’s Sky』を久しぶりに起動してみた。数々のアップデートが繰り返された結果、全く別のゲームになっているという噂がずっと気になっていたから。確かに。実際、全く違...
  • 凱里ブルース

    中国・凱里の町医者として働く詩人のチェンは、元チンピラ。息子をリンチの末に殺されたボスの復讐のために人を殺め、9年の懲役を終えて出所すると、妻は病死していた。種違いの弟とは仲が悪く、育児放棄されているその息子・ウェイウェイを引き取りたいと思...
  • デッド・ドント・ダイ

    トム・ウェイツ演じるホームレスの元を立ち去ろうとするアダム・ドライバーが、目を離さぬよう、そろそろと後退する冒頭の様子に、確かなリズムを感じる。ルックはいつも一緒だけど、演じ分けの幅が広い、素晴らしい役者。たった数歩の奥行きの中に、臆病さと...
  • ЖЛЪЧ - ВЯРА

    Bandcamp Dailyの「Eight Artists Redefining Bulgarian Music」っていうブルガリア音楽の特集で知ったんだけど、ЖЛЪЧってラッパーヤバいね。ブルガリアのソフィアを拠点に活動するSo Call...
  • はちどり

    考えても考えても、やはり冒頭に立ち返ってしまう。大きな集合住宅の9階。主人公のウニが買い物を終えて戻ると、ドアが施錠されており、家に入れない。「お母さん、いじわるしないで!」と声を荒げるウニ。しかし自分の家は一階上の10階だった。階を一つ間...
  • Woods - Strange to Explain

    ぶっといサイケロックで攻めてきたな…と思ったWoodsの新作(僕の中で、サイケロックとサイケデリックって、必ずしも同じものを意味しないんすけど)。このバンドは、何度聴いても「こんなバンドだったっけ?」って思う。若干フォークっぽさは抜けつつ、...
  • ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

    のっけから横運動である。俺たちの「横運動」に対する爛れた執着たるや!グレタ・ガーウィグもノア・バームバックも、レオス・カラックスに、トリュフォーに取り憑かれてる。『フランシス・ハ』でグレタ・ガーウィグ自身が演じたように、NYの街を右に走り抜...
  • Gal Gadot Gifsという大量破壊兵器

    Gif楽しいよね。『ナイブズ・アウト』の公式サイトでも、登場人物別にGif配ってたりして、SNS上で如何に目立つ拡散を促進できるか、各社しのぎを削っていて楽しい。それとは違って非公式ではあるが、有名人の一瞬の動きをGifにしたシリーズ(これ...
  • ファイナル・カット

    400本を超える映画のフッテージを継ぎ接ぎして、「物語」の類型を炙り出そうとする試み。信じられないぐらい偏執的な編集の連なりが、実にありがちな「男女の出会いと別れの物語」を描き出す。女性との出会いのシーンは、『ギルダ』においてリタ・ヘイワー...
  • ミッドサマー

    強烈なトラウマを経験し、何かに依存して生きざるを得なかった人間が、圧倒的なカルチャーショックの末、遂に主体性を取り戻す物語…と書くと、まるでホラー映画のストーリーとは思えないのだ。『へレディタリー』アリ・アスター監督の長編第二作目。エンドロ...
  • Michael Stipe & Big Red Machine - No Time for Love Like Now

    今年に入ってから、Michael Stipe(R.E.M.)の音楽活動が徐々に活発化している。チャリティ的な企画でシングルが二枚(「Drive to the Ocean」「Your Capricious Soul」)出てたんだけど、それはそ...
  • SKIN(短編)

    小さな家のポーチで息子の髪を刈る父親。とにかく柄は悪そうだが、幸せそうではある。そんな家族を映した風景が、一瞬で悪夢のような状況に陥ってしまう。どこにでもありそうな、とても幸せな家庭を持つ男性が、被差別人種である黒人を前にするととんでもなく...
  • chelmico - Easy Breezy

    今年のベストPVじゃない?めちゃくちゃポップであるのに、採用している表現は容赦なく先端で、程よいところに着地しようとする生ぬるさが見えない。不安だ。特に、chelmicoの二人が、実写でも精緻なポリゴンでもなく、一昔前のローポリで表現されて...
  • おじさん文章ジェネレーター

    おじさんからのメッセージをシミュレートするツール。めちゃくちゃ好き。どんどん使って嫌われまくってください。俺は妻に送りまくったんだけど、数時間返事なかったです。怖かったみたい。https://oji.netlify.app/
  • ガイ・マディン

    勉強不足となじるならなじれ。カナダの実験映像作家ガイ・マディンの名を、去年初めて知った。最近作『The Green Fog』が渋谷のユーロスペースで上映されるというのだ。全く知らない作家、日本で紹介されていない実験映像の巨匠。観ない理由がな...
  • キュウ『ティラノサウルス』

    タイタン所属の漫才師・キュウ。ゆっくりと間を取るタイプの漫才が多く、勢いや手数で押し切るタイプとは全く異なる。「めっちゃええやん」のネタで有名になったし、俺もそれで知って好きになったんだけど、今メインでやっているような、言葉遊び、妄想、唐突...
  • インヒアレント・ヴァイス

    トマス・ピンチョン『LAヴァイス』(原題はそのまま『Inherent Vice』)をポール・トーマス・アンダーソンが映画化。ピンチョンを映画化なんて、まあ、まともに考えると正気じゃないわけ。脚注だけで膨大なページ数になってしまうほどの語彙(...
  • Miles Davis - 死刑台のエレベーター

    ファッションフォトグラファーGlen LuchfordによるGUCCIの素晴らしいショウリールを観て思い出した。すごく好きな曲だ。もちろん映画は観ているんだけど、なんとなく頭から離れていて、そういえばと思い起こしたら白黒のパリに浮かぶジャン...
  • こおろぎ

    鈴木清順『ツィゴイネルワイゼン』を観たときのような、「最終的に何を言いたいのか全くわからないが、とにかくすごい映画だ」という感想を抱いてしまった青山真治監督の2006年作。盲人(山崎努)と、共に暮す女性(鈴木京香)の関係性を中心にして、物語...
  • 舐達麻 - 100MILLION

    YouTubeを観る回数で決まるなら、俺はもうとっくにAPHRODITE GANG入りしてる。まずさあ、名前がいいじゃん。賽 a.k.a. BADSAIKUSH、DELTA9KID、G PLANTS。パッと見、俺の身体に馴染む語がない。「ば...
  • 街裏ぴんく

    もう伝わって欲しいところにはすべて伝わってるんじゃないかという安心感があるけど、書いておく。街裏ぴんく。いちばんおもしろい。まだ伝わっていないが、ちょっと頑張れば伝えることが出来る人たちにまで伝えるにはまだまだ言葉が足りない。なんと説明すれ...
  • すべてが許される

    主人公ヴィクトールと娘のパメラが集合住宅の広場でテニスラケットを手に戯れている。そのショットに突然、帰宅した妻のアネットが出現する。リニアな時間軸が突然に切り裂かれたような感触。かつてはゴダールがジャンプカットで実装したその手法が、自然な文...
  • Archie Shepp - Attica Blues

    2020年は無理してでもジャズを聴き続けようと思い、一日目。雪のすすきのに向かう道程でこれにぶち当たった俺は、なかなかツイてるなと思った。この予感は、その後、正月の札幌でインフルエンザに罹患、そのまま休まずに怒涛の19連勤、妻とむすこが二度...
  • 精神0

    想田和弘監督による「観察映画」第9弾。『精神』(2008年)の続編である本作では、精神病患者のケアに尽力していた山下医師が突如引退し、病気の妻との新しい生活を開始する。コロナ禍の中、「仮設の映画館」でオンライン上映された。「観察映画」は観客...
  • バニシング - 消失

    ちょっと目を離した隙に消えてしまった妻に執着し、その犯人を執拗に追い続ける主人公の目線。それ以上に、「犯人」の日常を丁寧に描いた、ノワールっぽさもある実録風の犯罪映画。1988年のオランダ映画だが、2019年にリバイバル上映されて、ようやく...
  • ジョーズ

    サメ映画の嚆矢であり、知らぬ者のいない傑作スリラー。2020年の今でもその強度は衰えていなかった。子供が無残に食い殺され、引き込まれたボートは猛スピードでこちらに迫り、水没した船底から水死体の顔が覗く。若干退屈になる『白鯨』的な展開の末に、...

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