浅野いにお「おやすみプンプン」は漫画史に残る匂いがプンプンする

発売日にピートロック&CLスムースのセカンドを買ったとき、広末を最初にヤンジャングラビアで見かけたとき、はじめておかめ納豆(たれ入り)を食べたとき、「ああ、俺はなんだかとんでもない伝説が始まるその瞬間に立ち会っている!」と震えたものですが、この漫画を読み始めた頃も同じ感じを感じたなあ。

浅野いにおさんの漫画はたしか同じヤングサンデー誌上で「ソラニン」や読みきり何篇かで見かけて「登場人物全員のせりふがこなれてるというか分かってらっしゃるなー」と感心したりしてました。

そして、これが去年始まって。あらすじを一文で書くと「どこにでもあるような街のどこにでもいそうな少年プンプンの人生の波乱を描いた作品。」なんですが、すごいのが「プンプンとその家族だけ落書きの鳥」なんですよ。他全員人間。そしてプンプンも勿論人間として生活しているんだけど、落書きの鳥として書かれてるんです。これが読みきりじゃないと分かったときはびっくりしました。

そして、すぐに鳥であることは気にならなくなって、その小学生生活と恋愛の進行にはらはらし、今ちょうど中学生編でキュンキュンしまくってます。

この力技はすごい。ぜひ立ち会うべきかと思われます。

作家、伊坂幸太郎が単行本の帯に「前衛でありつつ王道を走り抜ける」と語っているように、少年期における独特の叙情表現等に定評があるなど、シュルレアリスム的なアート性と娯楽性を同時に持った画期的作品だと評価されている。

きっちり楽しいのが素晴らしいんです。

http://www.youngsunday.com/rensai/comics/oya...

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