映画『ウォッチメン』

ウォッチメン!観てきました!色んな意味で面白かった!(以降、ネタバレ無しで進めます)

宇多丸師匠がタマフルで言わんとしていた事はよく分かる。曰く「『やっぱり、原作を10としたところの1でしかない、けど、監督のザック・シュナイダーは頑張ってるなあ』と『ザック・シュナイダーは頑張ってる、でも、1でしかないなあ…』という感情の間で引き裂かれそうになる」というのは、原作を読んだ人にとっては理解出来る話。

特に後半、話が計画の核心に迫るにつれて、ザック・シュナイダーのキャラクター解釈に明らかなミスが見られて、やはりそこは減点せざるを得ないところ。Dr.マンハッタンは、人間の心の営みから遠く離れた視点で行動するべきだし、オジマンディアスは超然とした高潔な人物、ナイトオウルは傍観者として正しく描かれるべきだと思った。

あと、やはり例の「計画」の件。町山さんと宇多丸師匠の解釈は異なり、町山さんなんかは「よりテーマに近くなった」と評価していましたが、僕はこの件に関しては改変して欲しくなかったなあ。計画者の「計画」がずさんなものになってしまうし(映画版の「計画」はたまたま上手く行ったけど、ああならない可能性だって高いよね)、何より、コメディアンは何を見て取り乱したんだ?って話になってしまうから。「台無し」とまでは言わないけど、そうした細かい解釈の食い違いの(勿論、物語を解釈する、という行為に正解はないんだけれども)積み重ねが、最終的にちょっと残念な結果を生んでいる気がする。

但し、勿論物語は素晴らしいし、キャラクター造形も申し分無く、一見さんも原作ファン(シルク・スペクターのエロさを確認する為だけでも、必ず見るべきだ)も見て損は無い作品だとは思います。俺は、DVDでもう一回見る。

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