ローラ・ギブソン@7th Floor

いや、俺、数多いる女性SSWの中でも、かなり好きなんです、ローラ・ギブソン。

元々、2010年に発表されたEthan Roseとの共作盤「Bridge Carols」が大好きで。この盤では、幽玄なピアノサウンドと繊細なエレクトロニクスの中、圧倒的な「声の力」で楽曲を引っ張っていくローラの存在感がとにかく印象的で。僕の中では、Joan of Arc「Live in Chicago, 1999」や、Gastr Del Sol「Camoufleur」などと比較される大傑作という、まあ相当強烈な印象でした。

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そこから派生してお互いのソロ作も愛聴していました。ソロ作を聴く限り、ローラはシンプルなフォークシンガーという認識で、声の力は確かだし、さらに曲も素晴らしかったので、この二枚はしばらく聴いていたなー。

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そんなこんなで今年、新作「Empire Builder」を聴いたら、「シンプルなフォークシンガー」という印象よりは、もう少しロックミュージックというか、力強くも装飾的なイメージを受けて、最初はあんまりハマれなかったんです。しかしながら、何度も聴いていくうちに、変わらぬ楽曲の良さと、最初は装飾的に思えたアレンジも絶対的に見れば抑えるところ抑えた、地に足着いた表現であることに気づいて、気がついたら口ずさむ感じになったところで今回の来日。

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何故「ハマれなかった新作」を何度も聴けたかというと、このライブ映像を観たから。この映像で、「シンプルなフォークシンガー」という枠からは少し外れたアグレッシブなパフォーマンスと、全くブレない声の力を感じることができたんですが、みなさんにもオススメですよ。一曲目の「La Grande」は2011年のEPに収録された楽曲。


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ということで、来日公演を観てきました。渋谷の7th Floor。共演にICHIさんとレイチェル・ダッド。どちらも久しぶりに観たのですが、アップデート甚だしくて素晴らしい気持ちに胸が一杯になりました。

ローラはギター一本での登場。笑顔がめちゃくちゃ可愛らしい(!)女性が、ひとたび歌い出すととんでもなく枯れた声のブルースシンガーという風情に包まれて、この声を浴びること自体が至福でした。最新作の楽曲をほとんどと、先述の「La Grande」、1stアルバムから名曲「Hands in Pocket」を披露。CとかAmといったシンプルなコード進行で、あれだけのバリエーションを紡ぎ出してくるあたり、力強さを感じました。

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