myspace - タケイフミラ

衝撃の新人。新人と言うかSmall Circle Of Friendsのラッパー・アズマリキ氏の別名プロジェクト。

なにから話そうか。まず、Small Circle Of Friendsの衝撃のスルーされ加減が謎だ!hiphopもtechnoもhouseも同じ括りにされていた時代、いわゆる「クラブミュージック」時代(94年)からスタイルをまったく変えていない彼ら。彼のラップスタイルは今聞いても全然オリジナル。舶来でないラップ。

それなのに「俺ラップとか聴かないけどスモサなら聴けるんだよねお洒落でジャジーだし」ぐらいの評価じゃない?「日本語ラップ確立以前の手探りラップ」ぐらいの認識じゃない?それはとーんでもないことなんだ。

で、さらにそのメンバーの別名プロジェクトということで、そういうことで、そういう感じの盤として流されつつあるのかもしれないけど、これは日本語ラップのひとつの金字塔だと思う。

たぶん一曲二曲聴いただけじゃ素晴らしくできのいいHIPHOPだねってくらいの印象なんだと思うんだけど、実はこれアルバム一枚でひとつのお話になってるんです。つまりタケイフミラという架空のキャラクターが主人公のいわゆる「ラップ絵本」。

ゆっくりながらも着実に「言葉・リズム・メロディ」を紡ぎつづけるSmall Circle of Friends。自身のレーベル「basque」からのニューカマーがデビュー。2005年にSmall Circle of FriendsのサイドプロジェクトとしてスタートしたSTUDIO 75に続く、新たなプロジェクト。『彼』の名は? タケイフミラ. 演じるはSmall Circle of Friends 「アズマリキ」。
21世紀になってから既に10年が経とうとしている。
一人の男が逃げるようにやってきたこの町で新しい物語が幕をあける。職業、探偵。彼の過去は? 彼の目的は? そして彼が恐れる「ヤツ」の存在とは? ネコ・ザ・メルセデスやスリーMC's、チクワ刑事に時計屋クリ・エイタなどの登場人物も交え賑やかに脱線展開するストーリーは、静かにそして徐々に核心へと近づく。スモール・サークル・オブ・フレンズがお贈りするサウンド・ノベル。 さらに磨きのかかった、ビートにのせて繰り広げられる新しいストーリー。全21曲収録。1000枚限定プレス。

気楽さと完成度がこんなに楽しげに同居したアルバムなんてなかなかない。トラックはサンプリングの楽しさに満ちていて、MPCユーザーなら百倍ぐっとくるはず。MPCの前で楽しそうにネタ探しをしている様が目に浮かぶようで。言葉選びにも破綻がないし、何しろお話の全体像が見えてくると、もうたまらなく愛着が沸いてくる。

こういうのをきっとノーダウトというんだろう。間違いない。

http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseact...

LOADING