ドキュメンタリーとしてのR-1 - 飲用てれび

あんだけR-1R-1言って盛り上がっていた人間が、これだけエントリに起こすの遅れたのには当然理由がありまして…。昼の4時から始まったこの番組を、見事に寝過ごしてしまい、トップバッターCOWCOW山田よしのネタをまだ見ていないのです…。さすがにそんな状態で偉そうにレビューするのもなあ…とか思って、今に至るわけです。屑と罵ってもらっても構わない。

しかし、今回のR-1、面白かった。生放送ならではのグルーヴも出ていたし、妥当だなあと感じられる審査結果によって選出された決勝進出者同士の心理戦がかつてないほど壮絶に感じたから…、というのが僕の今回の大雑把な感想です。それを、結果発表後のドラマから端的に読み取ったエントリが秀逸でした。

これが勝負であることを隠さないナベアツ、
鳥居みゆきのタレントとしての自身の立場の達観っぷり、
そして、あべこうじの深すぎる傷。

M-1の結果発表が大好物な俺ですが、その理由を説明するのは結構難しい。簡単に言うと、ガチンコ勝負の結果(その勝負がガチンコであることを説明する事は、本質的には不要だと思っているのですが)、芸人の「芸」であるところの仮面が剥がれて、自己評価とか自身の位置づけている立ち位置が透けて見えたりするところや、そもそもその仮面を剥がすまいと必死になるところに自身の「芸」に対する考え方が見えてきて、その人を理解する一助になると思っているからです。ね、伝わらないでしょ、こんなの。

という意味で、今回のR-1は滅茶苦茶面白かった。

神の悪戯で三位になってしまったナベアツがアホにならなかった瞬間や、唯我独尊を貫いている(と見せて絶対に仮面を外そうとしない)鳥居みゆきの自己評価、芝居がかったなだぎさんが涙に崩れ落ちる瞬間や、芋洗坂係長の自重ぶり。全部が面白くて、そして、やっぱり芸人って格好良い職業だなあと思いました。

中でも、クルセイダーを気取り、ピン芸人の聖杯を奪還しようと、かつてない意気込みだったあべこうじの落胆は、深く印象に残りました。

http://abekoji.laff.jp/blog/2008/02/post-155...

現状、R-1ぐらんぷりにおける笑い飯・麒麟になりそう/なってしまっているという指摘は多分正しくて、2006年に獲っているべき人、あの時にブレイクすべき人だったと思うんだけど、僕はあべこうじに関しては、今回のようにピン芸人のプライドをもって、自らドン・キ・ホーテになってでもR-1を掻き回す気概が見えている限りは、応援したいと思わされますね。技術「は」凄いよね、なんて言われて終わるのは本当に勿体無い。

まあダラダラと雑な感想(しかもネタに関しては言及なし!)だったんですけど、来年以降に期待が持てる大会でした。

http://d.hatena.ne.jp/onodan/20080219/120337...

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