「世界一長いSRサイタマノラッパーの感想」第一章” 私はいかにしてSRに魅了されたか ”(ラボマコノア回)

さあ、いよいよ始まりました!「世界一長いSRサイタマノラッパーの感想」第1弾!テーマは" 私はいかにしてSRに魅了されたか " 。メンバーはラボ、マコ、ノアの3人です。念のため再度メンバー紹介しておきましょうか。

ラボ・・・rippingyard執筆者。fuckin'グンマ出身サイタマ在住のラップ愛好者。SR2を深谷シネマで観て自分に重ねすぎて撃沈。ビートメイキングが趣味の2児のパパ。ラップもちょっとだけやる。
http://www.myspace.com/labofromjmq

マコ・・・TVブロスの推しを受け、youtubeで観たビハクのテーマのPVに惹かれて川越スカラ座でSR2を観てハマりその後各地で14回。本業はNPO法人マドレボニータ代表。産前・産後に特化したヘルスケアプログラムの開発、研究や一般への啓蒙も。中2男子のハハ、シングル。

N.O.A.H(ノア)・・・毎度おなじみ流浪のMC。SR1のDVD特典映像でイックにフリースタイルバトルをけしかけていたラッパーがノアくんです。

さあ、それでは、エンドレストーク開始です。カーン(ゴング音)!!

ラボ : マコさんとはSRイベントを通して随分顔なじみなんだけど、きちんとSR話したことないからいろいろ聞きたい!そしてノアくんといえばSR1のDVD特典映像でフリスタやってたのも観てたし、タマフルでSRの感想読まれてたのも聞いてたから、普通に有名人と話してる気分です(笑)

マコ : ほんとほんと。ノアくん、タマフルで投稿読まれてたよね。podcast何度も聴いたから覚えてるよー。

ラボ : じゃあ、自分とサイタマノラッパーとの出会いについてまとめずにだらーっと書きますね。

マコ : ハイっ!

ラボ : 最初はTBSラジオライムスター宇多丸「ウィークエンドシャッフル」のシネマハスラーで「サイタマノラッパー」という自主映画がさいの目に入ったことで知りました。第一印象は「め、めんどくせええええ!」

マコ : め、めんどくせええええ?あーラボさんも、もともとタマフルリスナーだったんですね。私はSRがきっかけでリスナーになりました。

ラボ : なぜなら埼玉県に住んでいて、一応ラップもしている自分からすると、観てみて最高に良くても「ああサイタマで、ラッパーだからでしょ?」になっちゃいそうだし、ダメでも「あー自分がサイタマでラッパーだからでしょ?」になっちゃう気がしたからです。自分に近すぎて観るのが面倒くさいみたいな。たとえば「職場の軋轢をテーマにした30代パパが主人公の映画」とか絶対観る気しないもん(笑)

マコ : わはははは

ラボ : で、そもそも自分はラップをしてはいるけど、シーンにはいない。というかそもそも「ラッパーです」って名乗れたことが一度もない。普段自己紹介の際は「ラップっぽいことをしてます」としか言ってない。

マコ : それ、上鈴木ハクシュウ氏(TKD先輩役)も言ってたよね?

ラボ : そう同じこと言ってた!全然ラッパーだと思うけど、あの人(笑)

マコ : だよね(笑)

N.O.A.H : 「ラップはしてるけど、シーンにいない」に共感!!

マコ : ノアくんも???あ、でもそれいったら、私もダンスしてるけどシーンにいない。そういう人いっぱいいるのかも。

N.O.A.H : 基本Sho-gungと立場変わりませんよ。

ラボ : そんな自分はもちろん「ラッパー然」とした人たちにすごくコンプレックスがあるんです。もともと俺はパフォーマーじゃないのです。人前で声を出したりするのがうまくない。

N.O.A.H : ライブもあんまりしてないし、クラブ遊びも全然。。

ラボ : うんうんおれも。でも大好きだラップ。向いてないのに大好きなんだよ!永遠の片思い。

マコ : B-hackもそうだよね。「君たち、活動とかしてるの?」「え?今、、待機中、、、」

ラボ : あーこれそのままSR2が好きな理由につながるんだけど!!!!一番核のテーマなんだけど!!!!まずはSR1の話するね

N.O.A.H : どぞ!

ラボ : で、そのコンプレックスから「もしラップが滅茶苦茶上手い人たちの話だったらそれはそれで落ち込む。。だから、ぜったい観ない!」って思ってた。

マコ : へぇぇぇ。観ないつもりだったんだ。

N.O.A.H : へこみますよね。。

マコ : ノアくんも???

ラボ : 凹みますよ。自分はあの人たちと別物だからって思えない。落ち込む。それはほんとはまちがってるんだけど。マラソン世界記録が更新されたからって市民ランナーが落ち込む必要ない。それより47都道府県全部の大会で完走した方がよっぽどその人の最高到達地点にいけるんだという話なんだけど。

マコ : エミネムだったら自分はあの人とは別物だからって思えるけど。

N.O.A.H : イックもトムもMIGHTYも「こういう人いるわぁ」感がすごくある。当初は、僕も気にはなってたけど、映画自体全然観ない時期だったのでスルーしてました。

マコ : そうなんだ!ノアくんも、もともとタマフルリスナーだったの?

N.O.A.H : きっかけはシネマハスラーです!

マコ : ノアくんがSR初めてみたのはいつ?どこの映画館?

N.O.A.H : 2010年2月18日(木)の下高井戸シネマです。仕事帰りに観にいきました。あ、ちなみに劇場に観に行ったのはDVDがなかなか出ないから、痺れを切らして。その時の感想ブログ

マコ : 「いい歳して夢を追う負け犬の男の子の物語です!」byノア

ラボ : で、俺は絶対観ない!と思ってたんだけど、宇多丸が2009年ベスト映画に選んじゃったし、友人のMCATMも下高井戸で観てきてすっげえ良かったって言ってるし。。。なんかちょうどDVD出たみたいだし、誕生日近かったので(お互いの誕生日には3000円のプレゼントをする決まりになってるんですよ。でいかに3000円を記憶に残るものに使うかがポイントになってくるんですが)これはあれだ、いよいよサイタマノラッパー観ろってことかと。

マコ : MCATMさんと、誕生日プレゼント交換?

ラボ : いや、奥さん奥さん。お互いの少ないこづかいから出してプレゼントしてる。DVDを買ってもらって観るっつうイベントにすればいいんじゃねえの?と思って即座に注文。届いた日に「これ、おれ、きっと泣くから、悪いけど二階に行ってて」

マコ : 関係ないけど3000円てとこがいいね/

N.O.A.H : ほほえましい。

ラボ : で、観終える。なんじゃこりゃー!!!プンプン!!!なんで最後イックは「夢が」とか「世界が」とか「才能」とか言ってるの?それじゃ最初の何も判ってなかったフワフワしてたイックに逆戻りじゃん!と憤慨したんですよ。

N.O.A.H : 憤慨!

ラボ : すっごい期待したのに、なんじゃこりゃーーーー誕生日プレゼントだったのにー!きー!

N.O.A.H : 怒りも倍増だぁ

マコ : SR2でもトムさん似たようなこといってたよね(笑)。夢、金、女、だっけ?

N.O.A.H : 全然関係ないけど、僕のメールアドレス金、夢、女ですよwww

マコ : バカなの?(笑)byミッツー。でも、私も男の子の母なので、そのバカさ加減がかわいいとおもう気持ちもあるんですよ。

ラボ : で、そのツイートを観たMCATMから「じゃあラボさん対談しようよ」って声かけられてスカイプしたのがこれ。ちなみにこの後、SR1を何度か観直したんだけど当初憤慨したほどでかいことばかり言ってなかった。きちんと俺には何もないとも言ってた。うーむ。

マコ : これ、以前に読んだことある。ラボさんに出会う前。憤慨してる箇所ってこの記述ですね。>でも初めて観た時、違和感、というか「あれーーー」と思ってしまったのは、イックが力を振り絞って紡ぐラップの中に「でかくなるぜ!」とか「夢が」とか「世界へ羽ばたき」とか「俺らの才能」とか、彼が打ちのめされる前と全く同じテンションのふわふわした内容が多く入っていて、「え、ここでループするのか!」って思ったんだよね。戻っちゃうじゃん!

ラボ : これはサイタマノラッパーについてだけじゃない、俺にはラップを語る友達なんて高校時代からいないまま20年くらいずっと来たから日本語ラップについて話したいことが昔からずっとずっといっぱいあったんだ。それがここで全部爆発してるんだ。初めて人に話せたんだ。この対談によってサイタマノラッパーは「体験」になったんです。すごく満足したんです。で、対談後、イックは彼なりに前に進んだんだとも思えた。

N.O.A.H : 僕のSR初見は号泣メーンというより、呆然自失「うわぁイタい俺の姿が映ってるぅぅ」あれ?もしかして俺、泣いてる?みたいな。

ラボ : ノア君、それ理想的だね

N.O.A.H : 映画終わってトイレ行くと涙目の男が鏡に映っていたんですよ!帰りの電車でもずっと映画のことが頭を反芻して、離れない!

ラボ : (笑)。で、つづけざま2があるらしいよとなって、でもなかなか都内にはいけないよなーと思ってたら、なんでも深谷シネマってとこで上映するらしい。なんとなく行ってみた。ら!

マコ : うん。

ラボ : これは俺の映画じゃないかあああああ!だって、冒頭でイックとトムの「ここらへんでラップとかやってるやつらなんかいるのかよ」ってセリフを聴いた時のアユムの顔、俺はあの表情を30年以上し続けてるんだよ!!!!

マコ : (前述のラボvsMCATM対談から引用→)MCATM「ヒップホップという「借り物の文化」に、真の意味でコミットした瞬間だったと思ったんです。ラボさんの考える「借り物ではない言葉」、イックの言葉をイックの表現で語り出す、というフェイズは、その次なのかもしれないな、という意味で、僕はエンディングを「(おそらく)希望へ繋がっているエンディング」と捉えられたんですよね。」

ラボ : そうMCATMの予言は2のラストで見事にね。

ラボ : 俺の青春時代まんま。ラップが大好きで、仲間が欲しい、そんな人たちに会ってみたい。でも、自信ない。あ!完全にBBOYルックとかしてる人たちきた!でもなあ、自分そういう感じじゃないし、でもさあ自分もラップしてるんだよ!、言いたいけどでも。でもでもでも。

マコ : アユムちゃん=ラボ?

ラボ : あそこまで情熱的で直線的じゃあないけど。あのイックたちと出会った瞬間のためらいの表情と、TKD先輩ライブでの「私、ついに見つけちゃった」という表情で完全にノックアウト。SR1派とSR2派の違いの話になっちゃうけど、SR1が好きだってひとは、たぶん一度は人生をかけてなにか勝負をしている(していた)人たちだと思う。そして2が好きって人は普通の生活をしながら、でも大好きなものがあって、でもその大好きなものからは色んな意味で愛されていなくて、でもでも、って気持ちを味わったことがある人なんだと思うんだ。

N.O.A.H : あぁ核心をついてる。ちょっと泣きそう。オレSR1派です。

マコ : え、みんなそんな、どっち派とかあるの???そういえば、ウーガンさんも、実はSR1派っていってたな。

ラボ : SHO-GUNGはすべてをなげうちラッパーになろうとしていて、アユムは生まれ育った場所で地に足をつけ仕事をしながらラップをしている。

マコ : でもさー、無理だよね。SHO-GUNG。すべてを投げ打つっていっても、なにを投げ打つの?ってくらい「持たざるもの」じゃない?マイティ以外。

N.O.A.H : SHO-GUNGじゃ無理。アユムじゃないと続かない。

マコ : マイティはブロ畑があって、投げ打つつもりはまったくない(笑)李くんに任せてブロ畑はキープしてる。

ラボ : まじめな話になっちゃうけど、現実的な生活基盤が確立してないと続かないか。もうSR2では彼ら、ラップの精霊になっちゃってるから食い扶持必要なさそうだけど(笑)

マコ : 精霊(笑)、妖精ともいう。

ラボ : そう、燐粉を振りまいてんの。

N.O.A.H : 精霊て(笑)

ラボ : その燐粉に触れたアユムやミッツー、マミーは自分のラップを手にした。精霊本人が無自覚なのがまたいい。

マコ : 鱗粉に触れた…。

N.O.A.H : 僕の中ではいい意味で「ヒップホップバカ」になってくれたと印象。それが嬉しかったなぁ。

マコ : ま、でもいちおう、トムさんは、メニエル病がひどくて、って嘘ついてバイト休んできてるんですよね(笑)。ぎりぎり生活を感じる。

N.O.A.H : そこがトムさんらしくていい!

マコ : 生活におわれててもヒップホップはできるだろ!byイック

ラボ : もうさ、妄想だよこれら。でもさ、こういう妄想が出来る作品て最高だよね。昔のファミコンでもさ、なんか自分内ルールで勝手に遊べるカセットほど長持ちしたしクリエイティブだったじゃん。

マコ : うん。妄想歓迎。あと、TKD先輩のトラックに、「俺らの歌詞入れた」っていってたよね。

ラボ : 2でしょ?

マコ : うん。岩松了(アユム父)ににらまれながら。

ラボ : おれすごく期待してるんだあれ。

マコ : 聴きたいよね。

N.O.A.H : あ、そういえば聴いてみたい。

ラボ : ハクシュウさん(TKD先輩)に聴いたら「一枚のCDに3曲同じトラックはさすがにきついかと思ってやめた」って(笑)

N.O.A.H : まぁ確かにw

マコ : なるほどー(笑)

ラボ : あの2の河原のシーン

マコ : 大好き。てか、あそこ、イックがマイクもつとこ、泣いちゃう。

N.O.A.H : 立派になったねぇ。

マコ : TKDの遺志引き継ぎ、、、

ラボ : 明らかにB-hackとSHO-GUNGは単純な意味での「敵と味方」じゃなくて、MCバトルという特殊なゲームでの「敵と味方」というルールにのってくれた時点で「全員味方」なんだよね。あの田舎じゃ同じヒップホップというルールを共有してくれただけでもう仲間なんだよ。かけがえのない、ようやく出会えた仲間。

マコ : うん、マミーとかずーっと嬉しそうだったもんね。マミーだけは素直に嬉しい反応しちゃう人。

ラボ : 最初はミッツーが「ダサ!こいつらフリースタイルとか始めたよ。。。」って顔で失笑してるでしょ。でも最後ミッツーも参加するじゃん。そんときみんな、すっごいうれしそうなんだ!ってマミーさんに感想いったら「あーだって実際撮影しててうれしかったよ!おおお!ミッツーが行った!って」だって(笑)

N.O.A.H : 役そのまんまじゃん!B-hackはいいグループだよ。

マコ : ほんとに。実在のグループだよね、もう。

N.O.A.H : B-hackはラッパーとしての実在感はないけど、女子としての実在感があり過ぎるから。素直に受け入れられた。てか、実在のグループだよね。

ラボ : B-hackはミッツーとアユムの存在がでかい。普通の女の子がマイクを握ってるという意味で。結構あの席、女子ラップ界で空席っぽいよなー。

マコ : あぁ、それラボさんどっかで書いてたよね。なんだっけ?

ラボ : 「ラボSR2全曲」検索でいけるブログでかいてましたね。

N.O.A.H : アユムがジブラで、ミッツーがケイダブみたいな。このニュアンス分かるかな?

ラボ : ジブラとケーダブはたしかに立ち位置が近いかも。動と静というやつ。前衛速攻型とどっしりカットマンのコンビ。なぜか卓球の例えだけど。

N.O.A.H : そうです。その感じ。その二人が引っ張り合ってB-hackはちゃんと成り立っている

マコ : さっきのラボさんのブログ、コレですね

ラボ : キャストの人たちみんな読んでてくれたという

マコ : 「アルバムを買おうという気持ちになった方へ。AMAZONよりブロッコレコードで通販したほうが特典(主題歌「ワック♪ワック♪B-hack」FUNKOTREMIXby高野政所)付くし、TKD先輩が発送してくれるからいいと思うよ!」っていう最後の文章を読んで、私、ブロッコで注文しました。

ラボ : おお!なんと。

マコ : ミッツーをみたとき、安藤サクラっていう女優を知らなくて、ほんとにラッパーだとおもってました。続きまして参上、ハートのジャック担当、ってきいたときは、あれ、Mummy-Dみたいって思った。

N.O.A.H : ミッツーさんのラップは独自のフロウが完成されてて、あれ他の人じゃなかなか真似できないです。B列車で行こうは特に。

ラボ : なんかSR2の話になると全場面語らないといけなくなるから俺はこの辺にしときますが、あまりに感動したため、同じ週のSRクルー舞台挨拶付き深谷シネマ最終上映に行って、しこんでおいた感想ラップをイックにしかけ、そしたらみなさんSR2サントラ紹介ブログを読んでいてくれて、打ち上げ(SR2法事シーンのあそこ)にまで参加させてくれて、イックやハクシュウさんがすんごい真正面から話してくれて、なにこの人たちは、って衝撃受けた。

マコ : それようつべで観たよ。ほんとSRまわりってこういう人いるからスゴイなって心底おもったよ。ノアくんもそうだけど。

ラボ : 何でそんなに手を抜かないの?というかもうちょっと出演者っぽく振舞ってもぜんぜんバチあたらないのに。

マコさん : それいったら、ラボさんだって!

ラボ : なんなんだこの人ら。。1で成功してるのに、2だって反響あるだろうに、なんで。。。ってひどくショックを受けたのです

N.O.A.H : SRクルーはいつでもフリースタイルですからね。いつでもウェルカム!来るもの拒まずですよね?

ラボ : というか、そこがなかったらここまで深入りしていません。

マコ : そうですね。なんか、私は、すうずうしくも、同じ匂いを感じて…。趣味の会う友達に、やっと出会えたみたいな…。

ラボ : うん。

マコ : ほんとに!あと私は、その後、P.O.PORCHeSTRAやCubesのライブいったりして、岩崎太整さんとか、上鈴木兄弟の、彼らの性格のよさと、溢れる才能と腰の低さに、もう、本当に脱帽というかなんというか。

N.O.A.H : 逆にこっちが「恐れ多いっす」スタイル!

ラボ : 作品を作るにはとにかく「人」なんだなと思いました。とりまく人もそう。中島社長、ふかやシネマ竹石さん、監督父、コワセさん、エキストラの人たち、とにかくすげえ特殊な成り立ちでできた映画だったんだなーと思って。でもこれって普通「地元の人たちもほんと協力してくれて、映画館の人とも力をあわせて撮影したんですー!だからとっても大切な映画になりました!」ってありふれたフレーズで表現されちゃうわけで、そうすると「はいはいはい、あー分かる。分かるよ、あれでしょ?あの感じでしょ」で片付けられちゃうし、俺もそうしてきたんですよね。もっと先入観を排して自分の眼でみないと物事語れないなと思いました。

N.O.A.H : またあいつらに会いたいぜ!で、また劇場行っちゃう。

マコ : 私は、ほんと純粋に、スクリーンであいつらに会いたくて観に行ってたんだけど(笑)結局いつもロビーにあいつらがいる(笑)。とくにトムさんとMCクドー。監督もそうだけど、岩崎太整さんも、上鈴木兄弟も、あとキャストのみなさんも、ほんとに、品がいいんだよなー。品格がある。人として…。

N.O.A.H : 謙虚ですよね。

マコ : まぁ謙虚にならざるを得ないくらい、不遇という説も…苦笑

N.O.A.H : 自分も深谷に行かなきゃなぁ。。個人的聖地巡礼しよ。流浪のMCらしく。

マコ : 私も深谷詣で、3回したよ。ふかや映画祭でSR1観た時は、びっくりするほど涙とまらなかった。SR2を何度も観た後で、その文脈を理解してたからというのもあるけど。上映が終わって、トムさんがひとりで舞台挨拶しに登壇してからも涙がとまらなくてびっくりした。そのくらい圧倒される場所でした。ふかや映画祭。

ラボ : 繰り返しになるけど「なるほど。ものをつくるってのは一つ一つこんだけ特殊なちからが組み合わさって作られるもんなんだよなー。おれもうちょっと襟を正して一つ一つの物事をみていこう」ってすごく大げさにいうと、そう思ったんです。

マコ : ふかや映画祭での、おじさんたちのはしゃぎっぷりは、微笑ましかった(笑)。法事のシーンにも出ている郵便局長さんとか。

ラボ : ノアくんは1みて泣いた後はどんな流れなの?

N.O.A.H : 1みて泣いてサントラ買って。あとブログに書いてます

マコ : で、タマフル映画祭でフリースタイルバトルへ?

N.O.A.H : そうそう。SR公式ツイッターで例の「バルト9前でフリースタイルバトルやります」の告知があって

マコ : あのラップは即興?素人質問でスミマセン!!

N.O.A.H : でRTして「何時だろ?」てつぶやいたら速攻返事来て。あ、あのラップは大体言いたいことは考えていたけど、ラップ自体は即興です。

マコ : スゴイねー。イック完敗。ま、役者だからね。

N.O.A.H : たまたま仕事も休みだったし、タマフル映画祭には行けないけど行ってしまえと。

マコ : じゃフリースタイルバトルだけ行ったの?

N.O.A.H : 実はそうなんですよー。

マコ : そうなんだー!トリビア!スゴイね。

ラボ : すげー!フリースタイル!ぜったいできない!

マコ : あの映像は監督が撮ってたのかな。ノアくんのラップ。

N.O.A.H : 上鈴木お兄ちゃんが撮ってました。現場には監督の姿はなかった…かな。

マコ : お兄ちゃん、けっこうSRまわりでいい仕事してるんだよねwww

N.O.A.H : たまに地元の駅前サイファーでフリースタイルしているので。こういう路上でフリースタイルなんて普段自分がやってるし、できるかも!と思って早朝のバルト9に参加!
マコ : 駅前サイファーって何?

N.O.A.H : サイファーとは…

マコさん : あ、スミマセン!!ググってました。こういうの?

N.O.A.H : そうそう!こういうの。てか、普通に知ってるラッパーが出てきて笑った。

ラボ : 特殊技能すぎる、まじうらやますい

マコ : ほんとスゴイ。

N.O.A.H : こんな感じで地元の駅前にラッパーども集まり、フリースタイル回していく。

マコ : てか、ノアくん、ラッパーじゃん。シーンにいるじゃんーー。ノアくんは、何駅前サイファー?

N.O.A.H : 大泉学園

マコ : 発祥地なの?

N.O.A.H : いやその発祥地は怪しいもんだけど(笑)。かなり昔からラップやってる人とかいて

マコ : ノアくんもその仲間なんだ。スゴいねノアくん。上鈴木伯周(TKD先輩)さん、ラッパーの知り合いあんまりいないってブロッコレディオでいってたよね。その人たちは、サイタマノラッパーは観たりしてるの?

N.O.A.H : そうですよー。ラッパー知り合いは観てる人多いですね。そうそう。これ重要!サイタマノラッパーは年齢上がるほどラッパーの心に響く!

マコ : そうなんだ、年齢あがるほど。

N.O.A.H : 逆に若いラッパーはあんまりピンと来てないみたい。

マコ : でも、基本、みんな観に行ってるかんじですか。

N.O.A.H : DVDですねー。

マコ : そうなんだ。泣ける映画というよりは、コメディとして楽しめるという感じなのかな。

ラボ : たぶん若いラッパーは生まれたときから日本語ラップがあるから

N.O.A.H : なるほど!

ラボ : 実社会と日本語ラップの相性の悪さというか、居心地の悪さでひどい思いした経験がないんじゃないかな。もう日本語でラップをやることに照れもないし、その枠の中でかっこよい成功モデルをいっぱい目にして育ってるから。

N.O.A.H : その経験の差は確実にありますね。

ラボ : まあ、どっちが良い悪いじゃなくって、違和感ないまま突き進んできたからこそたどりつける若手ならではのラップもあるし、居心地の悪さで苦労したからこそたどりつけるラップもある(ライムスターなど)んだと思っていて、それも日本語ラップの醍醐味だと思う。

マコ : なるほど!これはラップにかぎらない話で、アウェー感とか、自分の感覚と周囲の態度のギャップを感じたことのある人ほど、SRシリーズにぐっとくるんでしょうね。

ラボ : そうそう!

マコ : 「アウェーはSRのお家芸ですからね」って岩崎太整さんが言ってた(笑)。で、もう、いまや、アウェーであればあるほど燃える(笑)

N.O.A.H : 僕もイベントに出たらアンケートに「ラップはいらない」て書かれて絶望したことありますよ。

ラボ : ぎゃー!!!それにしてもさ、なんか、ラップってだれでも他の人に真似できないものができちゃうのはなんなんだろうね。

マコ : 同意>「ラップってだれでも他の人に真似できないものができちゃう」

N.O.A.H : その人にしか出せないモンなんですよ、ラップって!

マコ : このあいだ、上鈴木兄弟に来てもらって、マドレの面々がたったの15分でラップつくって発表したんだけど、もうひとりひとり、それだけで個性がにじみ出ていて。ほんとにラップの力はすごいっておもったよ。歌じゃそうはいかない。

N.O.A.H : その動画みましたよー。

マコ : みんな、ラップ未経験なんだよー。スゴイよね(自画自賛)。

ラボ : 正直初ラップの人に対する嫉妬心たるやすごい。みんなおれよりうまいんだもん。

N.O.A.H : 初めてなのにフローが全然違くて、やっぱり面白いなぁ。国民総ラッパー化しちゃえばいいのに(笑)

ラボ : だよね!おれもmcatmも口癖が「みんなラップしちゃえばいいのに」だよ。

マコ : ほんと、上鈴木兄弟は、そこに貢献してるとおもうんですよー。なので、私たちも、講師のオファーしたんでした。

ラボ : あの兄弟は稀有すぎる。

N.O.A.H : ラボさんのラップも味があって絶対ラボさんにしか出せない雰囲気出てますよー。

マコ : ラボさん、ほんと名物ですよ。このあいだも、TKD先輩が敬服してたよ。

ラボ : ありがとー。録音ではなんとか…。いやそれも個性とおもうことにしてます

マコ : ほんと、ラップ!すごい発明だとおもう。その一方で、「ラップはいらない」ってか(苦笑)

ラボ : しかしまああれだ、意外なアプローチ(駄話)からSRの魅力にたどりついてる気がしますよ。期せずして。

マコ : SRって、作品の素晴らしさ、作品の強度もあるけど、日本人が生活のなかでラップするっていうひとつの文化をつくったという功績があるとおもいます。ラップ、その手があったか!って思ったもん。

N.O.A.H : この間、クドーとも話していたんだけど、ラップの方が言いたいこと言えるよね…ってこと!

マコ : うんうん!角をたてずに。私も、ムカついたときは、コレでリリックのネタが!って思うようにしてる。「心外」とかって、いっぱい韻踏めそうだし。とか。

N.O.A.H : それですよ!怒りをリリックに向けるんです。

マコ : そうすると、喧嘩も品のある遊びに(笑)。

N.O.A.H : ギャンススタ同士の争いの中で銃じゃなくってラップで勝負しようってなって、ラップが誕生したとも言われているんです。

マコ : だよね。ダンスも。

ラボ : もともと「おまえのかあちゃんでべそ」をいかに斬新に、韻を踏んで相手を言い負かすかを勝負する言葉遊びがあって、、、って同じことかいてる!

N.O.A.H : 同じことかいてる!!

マコ : ま、もちろん、ラップも上手いにこしたことはないけど!上手くないラップにもよさがある!

N.O.A.H : マナーはあってもルールはない。

マコ : ただ、歌と、ダンスは、やっぱ基礎的なスキルが必要で、訓練を積まないとだけど、ラップは、下手でもいい。むしろ、その下手さが萌え?だったりも。上手くなくてもきける。いやもちろん、訓練を積んだ上手いスキルフルなラップもそりゃもうスバラシイですけど。

ラボ : マコさんそこ!

N.O.A.H : 周りを気にせず、自分のラップをしてください。

ラボ : 個性を出す前に何段階も踏まないといけないんだ、大抵のジャンルは。でもラップは言葉を選んだ時点で、自分の声を使った時点で、もう個性がでちゃう。

マコ : ラップのフローって、ほんと意図せずでてくるもので、面白い。

マコ : 声とか、あと、ジェスチャーとか。その人らしいっていうの出る。

N.O.A.H : ラップはラップした時点でもうその人のものになっているんだ!

マコ : だから、もう、やったもん勝ち!

ラボ : なんか、ラップしたくなってきた笑

N.O.A.H : だから俺はラップが好きだし、ラップしている人たちも大好きなんだ!ラップでつながった人たちがどれだけいることか。

マコ : ノアくんはともかく(ラッパーっぽいし)、私はラボさんの突撃ラップをようつべで見て、こういうのアリなんだっておもって、自分もラップ始めたんですよ。

ラボ : ワオ!

マコ : B-hackとラボがきっかけ。

ラボ : ウワオ!

N.O.A.H : MCマコッ!

マコ : B-hackだけ見てたときは、まだお客さんだったんだけど

ラボ : あれはさ、まじめなはなし、

マコ : ラボさんに触発されて、アタシもやろって。

マコ : 感動したよ。

マコ : てか、もう本編より感動したかも(笑)

ラボ : あれは、SR2冒頭のアユムが「ねえ、わたしもラップするんだよ」とSHO-GUNGに話しかけた瞬間なのです。

ラボ : おれはいままでずっと黙ってたから。

ラボ : でもSR2をみてたまらなくてラップしたんです。用意して。

マコ : え、黙ってたって…でも誰かには聴かせてたりしたんですよね?

ラボ : ほとんど知り合い限定で。だからその場にいた友達が1番驚いてた、ラボさんがまさかって

マコ : たまらなくなって、っていうのは伝わってきた。感動した。

マコ : 友達に話しかけるみたいにできるのがいいよね。ラップ。家族は?

ラボ : 奥さんは「なにかひとつのことに打ち込むのはいいことだよねー」といった感じ(笑)

マコ : (笑)じゃ、作品は聴いてないの?????

ラボ : 聴かせてもたぶんラップに対する言葉を持ってないから「うん、いいかんじだね!」って

ラボ : がっくし

マコ : SRシリーズは?

N.O.A.H : (´-`).。oO(ラボさんの話聞いてると、僕ってまだラッパーよりのラッパーなんだなと認識)

ラボ : 奥さんは本の虫だけど映画が苦手で。俺がその逆だから気持ち分かるので、強力には勧めてないです。2買ったら観てほしいって前に話したけど、まだ…

マコ : うん、ノアくんは、ラッパーです。Ustで公開録音とかしてるし!

ラボ : そうだよ!ノアくんはフィジカルなラップできるからさー。うらやましいよ。

N.O.A.H : はい、もう僕は完全にラッパーという認識で、どぞ(笑)

ラボ : おれもラップすっごい好きなんだけど、あ、これは結構普遍的な問題だけどさ

マコ : 悪そうじゃないラッパー=ノア

N.O.A.H : wwww

ラボ : 自分の好きなものと自分ができるもののレベルのギャップについて

マコ : レベルのギャップについて

ラボ : おれのラップ、ラップリスナーとしての自分からすると、うーむ…

N.O.A.H : これはラップに限らず普遍的にある問題ですね。

ラボ : しかし、そこでいままで球を投げないでいたんだけどさ

ラボ : SRで学んだんだけど、投げると結構帰ってくるんだよ!

ラボ : 手元に持ってると腐るだけなんだ

マコ : うんうん。

N.O.A.H : 表現し続けるしかないんですよ。

マコ : ノアくん、Ustで見てる人3人とかでもやってるもんね。

N.O.A.H : 結局USTの3人もそうだけど、俺のラップを聞いて面白がったり、楽しんだり、感動したりしてる人たちがいる限りは辞められない。

ラボ : 俺にとって自分のラップはしょっぱいラップだけど、投げる。投げると結構返ってくる。そもそも何も失うものなかった。

マコ : そのしょっぱさがいい>「俺にとってはしょっぱいラップだけど、投げる。投げると結構返ってくる。そもそも何も失うものなかった。」

N.O.A.H : しょっぱさが味になってる。

マコ : そのうちのひとりは私だった(笑)

ラボ : 続けること。

N.O.A.H : あれは実験で遊び半分ですが、楽しんでくれたら幸いです。

マコ : 最後のフリースタイルとか、ほんと楽しんだよ。他の人も見ればいいのにっておもったくらい。

N.O.A.H : 他の人も見ればいいのにっ!

マコ : いいのにっ

N.O.A.H : これが本当に誰も見ないんだな。

ラボ : そもそも、市民ランナーが世界新記録が更新されたことを気に病み、走ることを辞めたら…失笑しか生まれない。

マコ : 持たざるものの最強の表現手段でもある>「そもそもなにもうしなうものなかった。」

ラボ : 市民ランナーなら堂々と市民ランナーらしく全都道府県の大会で豚汁たべればいいじゃん。それ、世界記録保持者にはできないじゃん。

マコ : うん。逆にできない。>「それ、世界記録保持者にはできないじゃん。」

ラボ : って隣の人が言ってました。

N.O.A.H : 最後ワロタww

マコ : wwwww

N.O.A.H : いや、でも分かるな。

N.O.A.H : 若い頃は世界記録出したかったし、出せると信じてたもん。

マコ : ラボさんも、ノアくんも、ちゃんと作品つくってて、そこはなんか切迫感ありますね。私はにわかラッパー(笑)なので。

マコ : むしろ、アウェーでしかやらない

マコ : あとは身内の挨拶としてくらい。の気楽さ。

ラボ : アユムはさ、途中まで世界記録を出す(ライブを実現させて成功する)ことだけがラッパーになること(ゴール)だと思ってるんだよね。

マコ : 作品を作ってる人は、やはり、世界記録を目指しちゃいますよね。

ラボ : そして世界記録なんて無理だと分かり、マイクを捨てようとする。

マコ : そっか。0か100か。になっちゃう。

マコ : マジメにやってる人ほど。

ラボ : でも、最後の最後で

N.O.A.H : -20点とか120点とか。とんでもない方向もあるって話。

マコ : うん、とんでもない方向、いろいろ見ましたよ。SRきっかけで。

ラボ : 「私はここにいるよー」

マコ : ノアくんのバルト9前のラップもそうだし、ラボさんの突撃ラップもそうだし。

ラボ : 「私がここにいる」ことは誰にも真似ができない。

マコ : 深い!

マコ : その人にしかできない。

マコ : それが尊い、とかじゃなくて、けっこうしょっぱいことのほうが多いけど、悪くないよ、っていう。

マコ : 味わい深いよっていう。

マコ : 憎めない。

ラボ : 「世界記録」でなく「私がここにいる記録」をラップで刻めばいいんだと気付く。

マコ : おぉぉぉ

ラボ : っていま書いてて初めて気付いた(笑)

マコ : おおお!ラボ先生!

N.O.A.H : 決まりましたね!

ラボ : なんかSR2のエンドロールの心地よさをいまいち言葉にできなかったんだけど

マコ : アンヴィルもお客さん5人でも5万人でも同じテンションで演奏してたもんね。

ラボ : これだねきっと。

マコ : そうだね。

ラボ : SR対談、おもしろいね

マコ : なんか、最後、田舎道で、イックとトムを見送るシーンあるじゃん?

ラボ : うん

N.O.A.H : うん

マコ : そのバックで流れてるのは、ちょっとこれからなにか起こりそうな、B-hackのテーマの前奏の部分で…

ラボ : はい

ラボ : あれね、普通のヒップホップトラックでは無いタイプのイントロ

マコ : でも、ラストは、その前奏だけで終わってて、蒟蒻工場の日常(BGMなし)にもどる。

ラボ : あーー

マコ : でも、そこが舞台なんだよ!

ラボ : だ

マコ : って思ったよ。

ラボ : だ!

マコ : で、お父さんもラッパーになっちゃったし(笑)

N.O.A.H : 合点がいった!

ラボ : 向かうべきは特別などこかではない。

マコ : そうそう。蒟蒻まぜながらラップ(笑)

ラボ : こんな日常にもラップは存在している。いやこんな日常にしか生まれ得ないラップが存在している。

N.O.A.H : それってあの親子にしかできねぇ。

マコ : 独自のSayHo!(製法)だし。

ラボ : そして慣れ親しんだ地元をあるくエンドロールへ!

N.O.A.H : 完璧だな

ラボ : すごいね(ぼくたち)

マコ : 自画自賛(笑)

マコ : てか、こういう話できる友達にこの年で出会えたのも嬉しい。

ラボ : いやそのイントロの件は、たぶんきちんと考えてやってるとおもう。

N.O.A.H : ですよね。

マコ : もちろん!にくいなー監督。

ラボ : いい話きいたわー。

N.O.A.H : やっぱり監督はすげーよ。

ラボ : この前初めて監督と話した時にきいてみたんです

マコ : うんうん

ラボ : 「粘りに粘った結果偶然写ってしまった瞬間とか要素ってあるんですか?」

N.O.A.H : お、これは興味ある質問

マコ : いい質問っ。

マコ : さすがラボ先生!

ラボ : (以下のやりとり、記憶確かじゃないから意訳ね)「勝算ないままとったりすることあるんですか」

ラボ : そしたら

N.O.A.H : そしたら!

マコ : そしたら!

ラボ : 「それはない。」

マコ : おーーー

ラボ : 「撮るときはぜんぶ勝算があって撮ってる」

マコ : ため息…

ラボ : 「だから偶然写ってしまったってことはない」

N.O.A.H : 冒頭の鳥以外…

マコ : あのカラスは別として

マコ : あ、おなじこといってる(笑)

ラボ : さすがSRクルー

N.O.A.H : 同じこと言ってるし(笑)

マコ : SRファンの鉄板ネタですね(笑)

ラボ : たとえばさ

マコ : うん

ラボ : SR2のあのラストぜんぶラップ終わったときのアユムの顔

N.O.A.H : ありきたりな言い方しかできないけど、やっぱり監督はすごいなぁ。。。

マコ : 撮れるまで何度もやるんだよね…

ラボ : もう何度も何度も取り直してテイク数十回だっけ?もう外が暗くなってきたからって

ラボ : リミット近づいていて

マコ : 追い込まれて…

ラボ : でも当日アユムのラップが難しい方に改変されて

N.O.A.H : あぁ言ってた

ラボ : 何度も何度も自分がとちって

マコ : コメンタリーでいってましたね。

ラボ : 最期の最後、ラップしきったー!!!というあの表情、涙

マコ : 憑き物がとれたような

ラボ : あれは偶然の要素もあるんだろうけど、完璧に監督がその偶然を呼び込む舞台だてを作り込んでるんだよね

N.O.A.H : おそろしいw

マコ : そうね。そこまでもってくっていう…。

マコ : TKD先輩たちも、おれら、踊らされてるっていってたよ。

マコさん : うれしそうに。

N.O.A.H : 監督っていうのは僕らの2手も3手も上をいく生き物なのね

マコ : 結局、入江にいわれたら、なんでもやっちゃうもん、って。

ラボ : 1ラストのトムがラップを忘れて「ラッパーになれなかったんだ!」って

ラボ : どなるところ。

N.O.A.H : おぉ!

マコ : ドキっとするとこ。

N.O.A.H : あそこで号泣メーン!!!

ラボ : 監督曰く「彼のラップの力量がどのくらいかってのは分かってた」って。

ラボ : とちるって分かってたわけじゃないよ

マコ : ラップの力量はそのくらいでも、俳優としての力量はスゴイ

ラボ : どうなったとしても「勝算があった」ということなんだと思います。ここらへん記憶が曖昧で間違ったこと言ってたらごめんなさい。

ラボ : 事実おれはあの台詞に切り替わるところで虚をつかれた!

N.O.A.H : ラップという定型から外れ“ほつれ”の瞬間なんだが、もはやラップでもない咆哮に目が覚める。

マコ : トムさんいわく、監督から演技指導されたことないって。

ラボ : トムさん曰く2の撮影が終わったあと、ふかや映画祭で、小節って概念があることを知ったの最近なんですよーだって(笑)

N.O.A.H : ラップからもはみ出てしまう表現の一瞬に心揺さぶられちゃう。

ラボ : トムさんは抑揚のある台詞という認識でラップしてたみたい…

ラボ : 名シーン

マコ : ほんと、トムさんは小手先の演技をしない人

ラボ : ですよねー

ラボ : あれも追い込まれたからこそ生まれたシーンでしょうし

N.O.A.H : しかし、尽きないなぁ。。まだ話したい。

ラボ : まだこれからも話すよ!これ自己紹介の回だから本来(笑)

マコ : そうだね。自己紹介(笑)。今度あったときは、ラップ持参で(笑)

N.O.A.H : ∑d(≧▽≦*)

ラボ : おかげさまで、対談だからこそたどりついた表現がいっぱいあったよかった

マコ : うん。ラボ先生さすがです。

N.O.A.H : ですよね!

N.O.A.H : “なにか”に触れた瞬間いっぱいありました。

N.O.A.H : ありがとう、ラボさん、マコさん。

ラボ : ほんとだよ!ありがとう。それでは!

マコ : ありがとー!ラボさんノアくん

第1回にしてこの分量。どうなんでしょうか。さて、次回はメンバーを替えて同じテーマで行きます。 " 私はいかにしてSRに魅了されたか " 後編(ウーガンスパフジッコ回)をお楽しみに!

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