ティル・ノヴァク『遠心力体験装置』

ICCで開催されているメディア・アートの展示会『オープン・スペース2013』の会場にて、大画面で観ることができた作品。とんでもなく興奮した。

一見すると、遊園地のアトラクションのような7つの遊具の映像ですが、それらは常軌を逸した、普通ではありえないような構造や挙動を伴っています。高速に回転する巨大な球体から放射状に、その遠心力によって飛び出す回転ブランコ、または、一周するのに14時間もかかるという巨大な構造を持った観覧車、などなど。これらのアトラクションは、おもに高速な回転運動によって強力な遠心力や加速度を体験できるようにデザインされています。

もちろん、実際にはこのようなアトラクションは実現していません。この作品は、遠心力が人間の脳に与える影響を研究する「遠心力研究所」の研究という設定の架空のドキュメンタリーにもとづいて制作されました。CGで実写と合成された架空のアトラクションは、スフェロソン、ウエディング・ケーキ、エクスパンダー、ダンデライオン、高高度観覧車、蒸気圧射出機、シュヴィング・マシーンと名付けられ、それぞれ詳細な設計図とともに展示されています。

フェイク・ドキュメンタリー+超緻密な設計図。SF好きにはたまらない作品でした。

http://vimeo.com/58293017

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