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おくりびと

大分前のレビューをこちらにインポート。

前の日に、最高の映画こと「ホットファズ」を観たばかりだったので、大惨事の可能性も頭をよぎり、ちょっと心萎えたのだが、折角の機会なので行ってきた。「おくりびと」。凄〜く丁寧に作られた良作だった。高評価も頷ける。

もっくんも広末も、演技力に相当な不安*1が残ったものの、周りの役者の凄まじい演技に支えられ、最終的にはきちんと魅力的に見えていた。特に、笹野高史と山崎努は完璧な出来!脇を固める役者の演技も、皆素晴らしかった(初見でしたが、妻を亡くしたちょっと感じの悪い夫を演じる山田辰夫という役者さんも、湿り気の少ない演技ながら、ズンと重みのある存在感を持っていて、グッと来てしまいました)。

序盤、「こんな面白い職業があるんですよ、どうですか、面白いでしょー」と、納棺師の職能にスポットを当てている間は、「このままのテンションで終わったらどうしよう」と、若干不安だったのだが、中盤から「差別を受ける職業としての納棺師」とそれに関連して「妻の無理解」、そして「若くして自分を棄てた父親の存在」という縦軸を、平行して這わせてきた辺りから俄然ストーリーの求心力がアップし、そのまま全て回収して大団円を迎える美しい作り。プロットが良かったね。

勿論、「これがアカデミー賞取るんだからなー」という、そのベタな感触に対する違和感は拭えないものの、「褒め過ぎ」というのもちょっと言い過ぎで、これぐらいは賞賛されていても良い、良く出来た映画だったという感想でした。

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