ハーシェル・ゴードン・ルイス映画祭で『ゴアゴアガールズ』を観た

閉館する渋谷シアターNで、ハーシェル・ゴードン・ルイスの『ゴアゴアガールズ』を観てきた。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B4%E3%82%A2%...

初っ端、殺人鬼が唐突に現れ、楽屋のストリッパー嬢を鏡に叩きつけたカットから、ファンキーなジャズをバックに現れるタイトルに、過去のHGL作品とは一風異なるスピード感を見て感動していたのも束の間、マヌケとキチガイしか出てこないチンタラしたいつものHGL節爆発。

ザック・スナイダーが撮ったら40分に収まるんじゃないかと思ってしまうぐらいダラダラとした86分、ツッコミどころだけで言ったら休む暇もない程の見所に溢れた本作。イヤミなだけで全く魅力を感じない主人公、偽の情報に嬉々として踊らされる刑事、無駄に開放的な美人の相棒たちが、空回りする会話、おっぱい乱舞の中、ドタバタ喜劇を演じ、そうそう、ゴアゴアなスプラッタ描写もあったわ。それも、尻を死ぬまで打ち付けたり、フライドポテトの鍋の中に頭押し込んだり、おっぱいの先をちょんぎって溢れ出た母乳で一人乾杯したり、腰砕けになるようなマヌケっぷり。

極めつけはラストなんですが、まあ、今まで生きてきてこんなに投げやりな映画初めて観ましたわ。思わず「ぇぇぇぇぇ」と力ない声が漏れてしまいました。

散々マヌケを見せつけられた末の、暴力的な投げやりさ。これはもう立派なエンターティメントだと感じ、今やスプラッタの巨匠と呼ばれるHGLの才能を再確認する良い機会でした。(思うに、HGLって、演出が致命的に下手なだけで、話もなかなか面白かったし、やっぱり取り上げられるだけの才覚はあるんだろうな、って真面目な話)音楽も最高でした。

そんなHGL映画祭。今週金曜日までやっているので、会社帰りなどに是非。この『ゴアゴアガールズ』もまだ観れます。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%83%BC%...

LOADING