スプリング・ブレイカーズ

音楽が鳴り続けている映画がとにかく嫌い(そういう所以で、『愛のむきだし』も苦手)な僕ですが、この映画で鳴る音楽はまるで映像の一部のよう。空気の流れや、光の差し方、冒頭の若者たちがアホ面さらけ出して爆音のEDMに身体委ねてるシーン見た?爆音で流れるきらびやかなリズムに合わせて、不安定なカメラがバシバシカットアップしていくなんて、それだけで上がりますよね。まさに音楽に物語が寄り添う感じ…というよりは、爆音で暴力的に振り回すタイプの映画。ハーモニー・コリンの新作、『スプリング・ブレイカーズ』。

金のない女の子たちが春休みを楽しむために悪事に手を染めていく…という話自体は単純明快なんだけど、実際のタッチはとても微妙で繊細。冒頭の強盗事件を経て、スプリングブレイカーズの4人が徐々にバラバラになっていく光景を成長物語になぞらえるというちょっとひねくれた視点に、ドラマツルギーをぶち壊された気がして、やっぱりハーモニー・コリンだなあと感服しました。

俺はきっとハーモニー・コリンのことが好きなんだな。鑑賞後はそんな気持ちで一杯に。絵もとても綺麗でしたよ(プールでの会話のシーンや、街灯が流れるシーンとかね)。

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