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M-1グランプリ2025。2008年の敗者復活、その頃は中継もなく、今も続けている「M-1の日は大掃除をする」という習慣に従って、大井競馬場の様子をタイムラインで伺いながら歓喜したオードリー以来の、「推しのコンビが敗者復活から決勝進出」という至福を味わった。あんまり冷静ではなかったかも。

翻って、本戦。今年は本当に、過程が良かったですね。そういう意味では、2019年(ミルクボーイ)、2021年(錦鯉)に匹敵するものがあった。下馬評は、真空ジェシカ、エバース、ヤーレンズ。三組とも爆発したが、その中でも最も火力の高かったエバースが抜けて、後は初進出組というバランス。M-1は、熟練の技術を楽しむ場であるのと同時に、新味も非常に重要であることは御存知の通り。そういう意味では、「売れてない中堅〜ベテラン」の有利が味方する。正直、ドンデコルテの成長と爆発には仰天してしまったが、それ以上に爆発したたくろうの優勝は納得しかない。これに関しては駒場さんの審査コメントが非常に的確だったことに感心している。挙動不審の人間を笑うネタに見えるのだが、人の話も聞かず狂っているのは完全にきむらバンド。狂人に踊らされた赤木は、ボケとツッコミの両方をやらされる羽目になってしまう。妻はもう数年来のたくろうファンなので、結果に泣いてた。

カナメストーンは、二人の良さが伝わる形で決勝に出られて本当に良かった。もちろん、最高の結果とは言えないかもしれないけど、十分な結果。売れた。また好きなコンビが売れてしまった。今は寂しさよりも嬉しさが勝っている。相席食堂が楽しみ。いつもカナメちゃん村で泣き出す零士をやさしく受け止めてるヤーチーが、場面場面で今にも落涙するかのように感極まっている珍しい光景を観て、しみじみしてしまったな。

MCATM

@mcatm