極限状態、つまり生存者が極めて少ない世界での人間関係を描くジャンル。単なるサバイバル作品とは異なり、限られた人間関係の中での心理的緊張感や微妙な感情の揺らぎに焦点を当てる。閉鎖的な空間で、性的な緊張感よりも人間の本質的な感情や生存本能を静かに描写する作品群を指す。
※ AIによる解説文(β)です。当サイトの内容を参照して、独自の解説文を構築していますが、内容に誤りのある場合があります。ご留意ください
眠い。みんな、木金はどうやってやりすごしているのだ。
久しぶりにバンド会議して、今後のライブをどうするか、少し議論した。大人になっていくとそれなりに人生はタフになっていくが、それでも種火は絶やさずに行こうという気持ち。

クレイグ・ゾベル監督『死の谷間』を観る。「人々の死に絶えた世界で、マーゴット・ロビーと二人きり…」なんていう中学生の妄想でしか起こらなさそうなことが起こっているにも関わらず、キウェテル・イジョフォーは永遠の塩対応。性表現は極めて奥ゆかしく、しかしドアの隙間からちらっと見えるマーゴット・ロビーの脚、みたいな形で確かな手触りとして描かれるので、この世界に生きる僅かな生き残りの三人の間に何らかの化学反応が起こっていることは明らか。もう一人の登場人物であるクリス・パインは、この物語に期待されるセクシーさを発揮し続け、繰り返されるイジョフォーの思わせぶりな塩対応にいじめられているうちに、マーゴット・ロビーの高まりは抑えきれなくなっていく。
「極限状態での三角関係もの」として観ると、本当に奥ゆかしい上に、誰一人として直情に訴えぬまま、事態は静かに進行していく。そもそも、望遠鏡の代わりにライフルのスコープを使っている時点で、ある種の攻撃性が一方から他方へと突きつけられているわけで、「他人を見る」という行為がすなわち「他人を傷つける」という攻撃性とワンセットで括られていることに注目しなければならない。にしても、たった 三人で文明を再建せんと頑張る姿にはワクワクさせられた。『コンプライアンス 服従の心理』『ザ・ハント』も大好きだったので、クレイグ・ゾベル監督の作品は俺の趣味に合うのだろう。