抽象的で実験的な音楽を生み出すアーティスト。幾何学的で不定形な音の世界を紡ぎ出し、感情と音の境界を曖昧にする独特な表現を持つ。騒音とアンビエントを巧みに操り、聴く者に未知の音楽体験を提供する。感傷的でありながら、既存の音楽構造から自由な音楽世界を追求している。
※ AIによる解説文(β)です。当サイトの内容を参照して、独自の解説文を構築していますが、内容に誤りのある場合があります。ご留意ください
Benoît Pioulard Japan Show 2025
Benoît Pioulard、日本来るの、めちゃめちゃ嬉しー!そんで対バン、俺がやれなかったの、めちゃめちゃ悔しー!だけど、対バン、大好きなSatomimagaeなの、めちゃめちゃ嬉しー!最高の香盤じゃんか。
https://www.artuniongroup.co.jp/plancha/top/news/benoit-pioulard-japan-show-2025/
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satomimagae - hanazono
過去一番アブストラクトじゃないか。RVNG Intl.と幾何学模様のGuruguru Brainからリリースされたsatomimagaeの新作『Hanazono』を聴いて、改めて過去作を聴き返してみたら、やはり一作ごとにその傾向を強めてきているように思える(若干例外的なのは2018年の『Potopo』で、このEPは粒の立ったポップミュージックの趣向が強い)。ビザールギターを手に、コードの欠片をつなぎ合わせて出来た吊橋を渡るようなか細い歌。やはり一作目『Awa』は相当にエモーショナルで、ポップミュージックとしての強度もある。それと引き換えに何を獲得したのだろうか、この歌は。
騒音を含むアンビエンスが全体を覆うとその歌声は徐々に後景化し、抽象度を増すことで世界の自由を獲得する。未だにもやもやとした不定形の何かを想起させる音楽。そんな得体のしれないものを何度か再生されるうちに止められなくなった。後退したエモーショナルさは、紋切型の楽曲構造を脱け出すことで獲得した自由の中で、巧みに織り込まれている。どの曲も注意深く聴くと見事な迷宮と化しており、その最深部で強烈に感傷的な表現が蠢いているのを感じることが出来る。
本作から切られたPV三曲はどれもその見事なサンプルケースだが、その中でもこの「Houkou」は、楽曲終盤の展開とアニメーションのシンクロが期待通りでオススメ。こうした抽象音楽は、下手するとPVがイメージの固定化につながって勿体ない気がするんですが、幽霊としての歌たちに辛うじて形を与えようとしている作業なのかもしれないな、と思った。