アンソニー・ホロヴィッツによる推理小説シリーズで、主人公のデイビッド・ホーソーンが活躍する作品群。以前は主人公の性格に難があったが、この作品では大きく改善され、トリックの仕掛けも秀逸。緻密に仕込まれた伏線が最後に見事に繋がり、読後感の素晴らしさが際立つシリーズ。推理小説ファンにとって見逃せない作品群として高い評価を得ている。
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人生について色々考え期。にしても色々なことを進めている。音楽は、次に進みたい欲をグッと我慢して、一通り歌詞を書ききる期間。2月末までには、すべて書き切る所存。それが終わったらドラム録り。新しい楽器も試しつつ、4月からは秘密の儀式が…。
アンソニー・ホロヴィッツ『死はすぐそばに』。アティカス・ピュントシリーズや、ホームズなど、文句言いながらほとんど読んできたが、ホーソーンシリーズのみならず、ホロヴィッツ史上最高傑作なのではないかと思う。ホーソーンシリーズの一番の欠点は、ホーソーンがとにかく嫌なやつで、いくらなんでも愛着を抱けない、というところにあると思う。本作はそこが見事に克服されていた。しかも、今までと態度を一切変えることなく。
トリックについても、至るところに不穏の影が仕込まれていて、しかも最後にはそれらが見事に像を結ぶ。素晴らしい読後感でした。