野口文は、トラックメーカー的なアプローチとジャズの本質を融合させた独特な音楽性を持つアーティスト。ライブでは基本的にシンプルなピアノの主旋律をループさせながら、それをじっくりと燻していくスタイルで、まさに「Impulse!」レーベルを彷彿とさせる熱量を持つ。 序盤は煮え切らない印象を与えることもあるが、徐々に熱を帯びてくると圧巻のパフォーマンスを見せる。一見すると若い世代には退屈に映りそうな音楽性でありながら、実際には熱狂的な支持を集めており、その証拠にライブでは予約数も多く、アンコールが起こるほどの盛り上がりを見せる。バンド編成での演奏も上手く、佇まいも良い。
※ AIによる解説文(β)です。当サイトの内容を参照して、独自の解説文を構築していますが、内容に誤りのある場合があります。ご留意ください
exPoP!!!!! vol.173
超久しぶりにExpop観戦。幽体コミュニケーションズと野口文目当て。その前のバンドもNot for meではあるものの、すごく立派なバンドで、インディバンドってこんなことになってるのか、とちょい落ち込み。今すぐマスになりそうな風情でなー、立派なのに、それでも売れなかったりするんだもんなー。
幽体コミュニケーションズは、本質的にヒップホップというフレームの中にある表現なのだな、とライブを観て思った。そのフレームのずらし方が巧みなので、いつの間にか森フォークの文脈で聞けたりする。演奏も上手いし、佇まいも良い。
野口文は圧巻。トラックメーカー的な雰囲気で見ていたのだが、こちらは本質的にジャズ。バンド編成だし、本家よりも「Impulse!」って感じのライブ。基本シンプルなピアノの主旋律がループして、それがじっくり燻されていく。序盤なかなか煮え切らなかったのだが、徐々に熱を帯びてきて、あっという間の時間だった。「若人には退屈じゃろう…」と思っていたら、熱狂的に支持されていて、予約数も一番だったらしく、アンコールまで。素晴らしかった。
終わった後、柏井さんに挨拶して、ちょい喋る。昼と夜で、CINRA創業者二人と話すという、レアな人になってしまった。