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冷笑に堕することなかれ。世界と真剣に対峙すべき。

今月後半に修学旅行を控えたむすこが、学校の課題で制作しているパンフレットに集中して取り組んでいる。すごく立派だなと思ってそう伝えると、ちょっと間を置いて「お父さんは、こういう課題に真剣に取り組むタイプだった?」と聞いてきた。

で、よく考えたら、俺も真剣に取り組むタイプだったので「そう言えば、真剣に取り組むタイプだったよ」と応えたら「そうだよね!」とまたパンフレットに向き直る。おそらく周囲の友だちとの意見の相違もあるんだろうな、とか想像する。間違いない、その道は正しい。世界と真剣に対峙すべき。


佐藤究『QJKJQ』を読んだ。

シリアルキラー一家の兄が惨殺され、母親も姿を消してしまい、主人公は父の犯行を疑う、という物語。淡々とリズミカルに異様な状況が伝えられる序盤、なんだか状況がおかしくなりすぎて目が離せなくなる中盤、荒唐無稽一歩手前の真実が次から次へと明かされる終盤。あっという間に読み進めてしまった。

江戸川乱歩賞受賞時の選評で、有栖川有栖さんが「平成の『ドグラ・マグラ』」と呼んでいたことをあとがきで知ったが、俺も読みながら真っ先に夢野久作のことを思い出していた。もしくは伊藤計劃

MCATM

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