ホリー・ジャクソンによるダークなミステリー小説の一作目。原作は高い評価を受けており、映画化作品もリリースされている。エマ・マイヤーズの演技が特に高く評価され、原作の本質的な部分を保ちながらも、独自の解釈を加えた作品として注目を集めている。複雑な人間関係と予想外の展開が魅力的な作品。
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ホリー・ジャクソン『卒業生には向かない真実』
大傑作ミステリー『自由研究には向かない殺人』から始まった三部作完結編。二作目『優等生は探偵に向かない』は流石にパワーダウンしたかなと思わせるも、いやいや単体で見たらかなり手の込んだミステリーで満足度は相変わらず高かった。
ほんで本作。一気に読み終えてしまった。この呆けてしまうようないつもの読後感よ。大傑作。一作目とは全く違う意味で。
ネタバレを避けるとほとんど何も言えないのではあるが、しかしながら、こんな展開になるとは誰が予想できるのか。こういう作品は確かにさほど目新しいものではないが、ピップ&ラヴィをはじめとするリトル・キルトンの愉快なメンツに心底愛着を持った状態の我々に対してこれを仕掛けてくるのは心底大胆だと思う。すごかった。
謝辞で著者が「わたしを信じてくれてありがとう」と述べている通り、よほど信頼していないと読み進めるのもきついダークな展開。ホリー・ジャクソンはとても倫理的な作家だと思っているので、俺はそこに賭けて読み進めた。ラスト一ページのカタルシスたるや。確かに次作はほぼあり得ないと思うし、それが心底寂しいのではあるが、堂々たる完結編でした。ほんと、この街は、闇が深すぎたぜ。
いやー暑くて眠い。Netflixで楽しみにしていた『自由研究には向かない殺人』を完走したり、またしても「もうすぐ終わるから」という理由で『サラリーマン物語 勝って来るぞと勇ましく』を観たりしていました。流石に古臭いコメディ映画なんですが、矢継ぎ早にギャグ連発するので、なんとなく満足してしまう。額縁に掛かった歴代の社長の顔が、写真を入れ替えることで表情を変化させるネタとかは、鮮度高くてよかったな。
『自由研究には向かない殺人』は、原作100点だとしたら、30点ぐらいの出来だったかな。そのうち、20点は全部エマ・マイヤーズのもの。凄まじい当たり役だと思った。観終わった今、読んだ当時どんな人を想像していたのか忘れてしまうぐらいのハマりっぷり。
原作の大事なモチーフをいくつもカット(例えば、ナタリー・デ・シルヴァのエピソードとか、ナンシーの職場風景、ラストのスピーチとか)しているのに、すっごく余計なモチーフ(ヴィクターの浮気エピソードとか一ミリも必要性を感じなかった)を挿入している意図がわからなすぎた。ちょっと残念。
つうことで、俺たちArrrepentimiento、じんわりとライブ活動復帰します!ありがたいことにお誘いいただいたので、まずは9月22日(日)に吉祥寺NEPOで。今回は俺ソロになります。共演はまだ確定してい ないとのことなんですが、インディフォークっぽい流れになりそうで楽しみ。また詳細出たら告知します!