スペイン語で「後悔」を意味するこの言葉は、音楽プロジェクトの名前として使われている。ライブパフォーマンスにおける自己評価の厳しさや、他のアーティストとの技術的な差を感じる瞬間を表現している。 阿佐ヶ谷mogumoguでのソロセットでは、前回より低い点数をつけるほどの自己批判的な姿勢が見られた。sttや山田民族といった共演者との実力差を「敵わねえな!」と率直に認める一方で、7月のリベンジライブへの意欲も示している。 音楽制作においても、ベーシックトラック完成後の長い道のりを見据えた計画性がある。4トラックMTRでのレコーディングから配信用まで、複数段階を経る制作プロセスは、完璧主義的な姿勢の表れでもある。後悔と向上心が共存する、現代インディー音楽シーンの一断面を映している。
※ AIによる解説文(β)です。当サイトの内容を参照して、独自の解説文を構築していますが、内容に誤りのある場合があります。ご留意ください
いくつかのトラックで、それぞれ楽器を替えて即興演奏する。即興だし、それぞれの楽器に慣れ親しんでいるわけではないので辿々しいのだが、それでも互いの音を聴きながら、可能な限り楽曲のようなものに近づけようとする。20分ぐらいずつの録音で、かろうじて面白くなるのは、30秒ぐらいが3回とか。だけどそこには、楽曲を成立させんとする何某かの意思があるので、その意志を掬い取っていく。
そんなコンセプトで録音作業していた。
ライブの日。当日が朝からむすこの塾の日で、いつも吉祥寺に送るのが習慣になっていたのだが、ライブの準備をするかどうか迷っていた。完璧な演奏準備。だけど、妻と星乃珈琲店のミニパンケーキを食べながら考えを整理する方が良いと判断し、そのまま何冊か文庫本を買うと、ハードオフでファミコンカセットを物色。おにまるで買った握り飯を家で食べてからしばし午睡の末、ライブ会場の吉祥寺NEPOへ。
そのまま若い人たちのリハを全部見届け、勝手にストーリー汲み取って盛り上がると、ど頭でしっかり若者たちを鼓舞するしかないと心に決め、カセットテープを流しながら演奏。カレー食いながら若者たちと大いにおしゃべりして、満足して帰路についた。
人間が丸くなりすぎているので、全バンドに話しかけ、絶賛し、とても良い日だった。後で会社の人に話したら、まるで一日の話とは思えない、と言われた。一番人生を満喫しているおじさんだろう。
Arrrepentimientoとしてソロセットで臨んだ昨日。前回、2024年9月のライブが30点だとしたら、20点ぐらい(…)の出来だったのだが、弛まぬ努力が必要なのは永遠。楽しかったです。観に来てくれた方々、ありがとうございました。
久々に俺が一番の若輩者という環境での演奏だったんですが、如実に出たね、差が。sttさんも着実にライブ慣れして、そもそも曲がおもろいのが前面に出てきた感じ。山田民族さんは、始まってすぐに妻に「俺は将来こういう音楽だけ作っていきたい」と伝えたぐらい、憧れのシンセ使い。二人ともプレイヤーとしての懐が深くて、なんか、本当、清々しく「敵わねえな!」と思った。俺が一番、Ordinaryだった。歌詞に、「Taken me far from the ordinary」とあるのに!阿佐ヶ谷mogumoguもすごく良いスペースだったな。中国のインディー音源が大量に並べられてて、小物もキノコ中心の愉快なこだわりが伺えるもの。特別なスペースにいると、特別な気分になっ てくる。
つうことで次回、7月19日にリベンジします!withマコメロジー&stt。がんばるぞー!あと二曲、何にするか迷っている状態。英語で書いていると、貧弱なボキャブラリーに比例して視野が狭くなるので、同じテーマで日本語なら何を描くか、自由に書いてみる。その発想を英語詞に生かしてみる、という連続で作詞作業が進んでいく。
進めていたレコーディング、ついに今日、全部のベーシックトラックが出来上がる(すごい!えらい!)。しかし、わだすたちの場合、ここからが本番。いつもは、ベーシックトラック作って、歌詞書いて、メンバーに各々楽器録音してもらったの集めて、編集して終了、なんだけど、今回は、ここから歌詞書いて、メンバーと録音したりしながら、同じように4トラックのMTRでレコーディングして、隙間に出来た曲を別トラックに展開してサウンドトラックを作り、いつもの長い長い編集を経て、別々の曲にバラしてから、再度配信用のレコーディングを行う(予定)、という長い道のり…。まずは、一曲、配信シングルとして夏前に公開するのを目標として動 く。
Mount Mural - World
今日はこの曲を一日聴いていた。オープニングで淡々と盛り上げて行く手法が好ましいなあと思う。全体の平熱さが際立つ。4年前の曲なんすね。
自分で作った荘厳なテープコラージュを流しながら、それとは全く関係ない文脈でフォークソングを奏でていると、文脈がコンフリクトを起こす。今までそのコンフリクトを楽しんできた好事家の俺だが、それが当事者になると話は別。うるさい。邪魔。その邪魔なノイズと、鷹揚な歌唱と、両の人格でパフォーマンスを行うというのは、精神的な負担になる。実際、演奏を始めると、手も足も頭も口も指も耳も、何もかもが自分とは別のところにあって、俺という主観とは別のところで別個に蠢いているような、そんな不気味な気配に支配された。最後の方は三週間ぐらい、必死に準備してきたものが、最終的には50点ぐらいの出来で終わったなあ、と思う。でも、今までソロパフォーマンスやる時と比較して、3倍ぐらい頑張って準備したので、ギリギリ成立していたかなと思う。そんなライブが終了しました。
若いもんの中に紛れて演奏する怖さ、みたいなものをひしひしと感じていたんですが、いざイベントが始まってしまえば、吉祥寺NEPOという場所の良さ(鳴りも良いし、酒も美味い)や、人の良さ(スタッフや共演者)もあって、なんか親戚のおじさんのような気分で気持ちよく鑑賞して、いつの間にか出番。俺は、1990年代アセンズシーンにおけるSupreme Dicks的なポジションを積極的に狙いに行こうと思っていたのだが、終演後若人たちが、「何?どういう意味?」って顔しながらみな寄ってきてくれたので、滑り出し快調って思った。10年前から相互フォローだったtamuraryoさんとも初めて顔合わせ出来たし、なんかみんなちゃんとしてるしナイスガイズだし、信じ難いほど楽しい夜でした。来てくれたみなさん、ありがとう、気持ち的にホント救われた。
妻はまた実家に帰り、今日からしばらくワンオペ子育て生活に戻る。ライブが終わったら一日自分を甘やかすことに決めていたので、『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』を購入し、むすこが引くほどプレイしていた。
いやー暑くて眠い。Netflixで楽しみにしていた『自由研究には向かない殺人』を完走したり、またしても「もうすぐ終わるから」という理由で『サラリーマン物語 勝って来るぞと勇ましく』を観たりしていました。流石に古臭いコメディ映画なんですが、矢継ぎ早にギャグ連発するので、なんとなく満足してしまう。額縁に掛かった歴代の社長の顔が、写真を入れ替えることで表情を変化させるネタとかは、鮮度高くてよかったな。
『自由研究には向かない殺人』は、原作100点だとしたら、30点ぐらいの出来だったかな。そのうち、20点は全部エ マ・マイヤーズのもの。凄まじい当たり役だと思った。観終わった今、読んだ当時どんな人を想像していたのか忘れてしまうぐらいのハマりっぷり。
原作の大事なモチーフをいくつもカット(例えば、ナタリー・デ・シルヴァのエピソードとか、ナンシーの職場風景、ラストのスピーチとか)しているのに、すっごく余計なモチーフ(ヴィクターの浮気エピソードとか一ミリも必要性を感じなかった)を挿入している意図がわからなすぎた。ちょっと残念。
つうことで、俺たちArrrepentimiento、じんわりとライブ活動復帰します!ありがたいことにお誘いいただいたので、まずは9月22日(日)に吉祥寺NEPOで。今回は俺ソロになります。共演はまだ確定していないとのことなんですが、インディフォークっぽい流れになりそうで楽しみ。また詳細出たら告知します!
我々Arrrepentimientoのテープ作品2作、Reconquistaさんでのセールが今月末までです。我々はこれからも作品を作る。だからこの二作は、いずれ古くなっていく。古くなったものを後から愛でるのも大事なことだけど、リアルタイムで、皆さんの記憶の中で、一緒に時を刻んで欲しいので、過去になる前に手に取って欲しいと、そう願っているのです。
https://www.reconquista.biz/SHOP/arr07_12.html
鈴木くんから譲り受け、寿命が来てダメになったカセットMTRの代わりに、YAMAHAの4tr MTRを購入した。その時点で、いよいよ、自分の創作活動は一生続くのだ…と本格的に覚悟したところもある。だって、今、機材を買うぞ、と言ってカセットMTRを買ってるやつは、上昇とか洗練の末のゴールから逸脱しているのがハッキリしているでしょ。「●●を達成したら終わり」とかいうマイルストーンもなく、底なしに。
夜はむすこに『ジョン・ウィック:パラベラム』を観せてから、一人でA24の未公開映画特集に手を付ける。一作目『ザ・ヒューマンズ』から大傑作。家族ですら抱える価値観の相違が、ささくれのようにテーブルの上の他者を傷つけていく。ニューヨークのチャイナタウンに位置する安アパートで、壊れた配管から漏れた水が、壁を侵食していく。家族の告白によって綻びは露呈すると、電球は一つずつ割れ、夜の帳が落ちる部屋の中は闇に包まれていく。その時、すがれるのは、ランプの灯りと神しかいないのか。確かに日本でど の層にウケるのか見当もつかず、未公開というのも頷ける。スティーブ・ユアン、ビーニー・フェルドスタインも良かったが、『さよなら、私のロンリー』にも出ていたリチャード・ジェンキンスの演技が素晴らしかった。
Arrrepentimiento - Rewind the Sun
「太陽を巻き戻せ」。独りごちたそばから、擬態した誇大妄想の種がポロポロと零れ落ちる。晩夏の部屋に一人、夕日が朝日に変わり、僕の時間は所在なさげに壁奥隅に小さく固まっている。
Arrrepentimientoのシングル「Rewind the Sun」が配信開始になりました。ぜひ聴いて欲しい。正確には古い曲のリメイクになるんですが、異なるテイスト、異なるニュアンス、異なるテンポに異なるメロディと、ほぼ異なる曲になりました。バンドで演奏していたら「いくらなんでも短すぎないか?」(当時1:30)との苦言に、別で作ってた曲を悪魔合体させてみたら、意外にもベターハーフ的な「ずっとそこにあったね」って感じで、キメラの禍々しさを花山椒のようにフワッと匂わせた楽曲になっています。俺が作った曲の中で、一番Pavementっぽいというか、アメリカオルタナ感が溢れているので、そういうタイプの好事家にも強くおすすめしたいです。
この曲はタイミングが合わず、ギター・ボーカルから、ドラム、ベースにバンジョーやマンド リンまで、すべて俺の独奏。なんですが、完全に私家版として、サウンドコラージュめっためたのバージョンもあって、ずっとふざけっぱなしなそっちはそっちで気に入ってる。配信すると完全にアウト、お縄、ラフト行き決定なので、連絡くれた方にひっそりと送ることにします。お気軽にご連絡ください。
いずれどこかで7インチ切りたい、ぐらいには思っているんですけど、あんま評判が芳しくなかったら次のプロジェクトに注力しちゃうと思うので、ぜひともご声援いただけると助かります!
ちなみにこの曲のジャケット、話題の画像生成AI「Stable Diffusion」に曲名をそのまま突っ込んで生成したもので、あまりに出来が良すぎたのでちょっとだけ手を加えて採用となりました。Stable Diffusionをジャケットに採用した超初期の例になるかも。個人的には、日進月歩でどんどんと精度を上げていっている状況にも興味は抱きつつ、それ以上に、画像を生成するAIが獲得した「ポエジー」にとても新鮮なものを感じています。端的に、ブルトンが精神病患者との邂逅をきっかけに自動筆記〜シュルレアリズムが「発見」されたような、ポエジーの新しい可能性が拓けているように見えているのです。