A24が制作したホラーコメディ映画。ザジー・ビーツが主演し、独特の緩いトーンと実験的な雰囲気を持つ作品。後のA24作品の先駆けとなった映画で、奇抜なスタイルと斬新な映画製作への挑戦を象徴する作品。チャンス・ザ・ラッパーも出演し、当時の独立系映画の新しい可能性を感じさせる作品。
※ AIによる解説文(β)です。当サイトの内容を参照して、独自の解説文を構築していますが、内容に誤りのある場合があります。ご留意ください
今日の一枚:Kali Malone - All Life Long
https://kalimalone.bandcamp.com/album/all-life-long
堂々たる傑作だった。聞いているうちに、凡百のドローン〜アンビエント作品と、一部の傑作を分けるものって、一体何なんだろうと、何周か目の疑問に立ち返っていた。はっきりと、明確に言語化しようとすると全くわからないのだが、自分で作っていると薄っすらと気付かされるものがあっ て、その基準に照らし合わせるとあの『PERFECT DAYS』で写真を破り捨てる主人公・平山のような心持ちが自分の中にも滾ってくるのを感じる。アンビエントって、作るの簡単。でも、その「作るの簡単」って、一発勝負とほぼ同義なんですよね。だから、最初に持っていたプランが如何に強くて、一貫性があり、それをプレイの中で肉体に落とし込めているかが重要なのかな、と思う(ちょっとだけ言語化出来たかもしれん)。あとは、アイディアの強さ、になるよね。
本作は、明らかに典礼音楽としてのコンポジションがベースにあって、実験的な要素よりも、その佇まいにこそ重要な指針が宿ってる、そんな音楽に聞こえた。聖歌隊とのコラボレーションもガッチリハマっていて、想像通り、背骨がしっかりとソフィスティケートされた音楽家なのだな、と改めて確認しました。来日公演、行きたかったな…。
夜は、A24制作の『スライス』。ザジー・ビーツ主演で、こんなに緩くて、地に足の着いていないホラーコメディ映画作るんだ…。と悪い意味で驚いたんですが、こういう試みが後の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』とか『ボーはおそれている』に繋がっていくんだな、と思うと、投資って重要だな、と思います。ただ、やっぱ、出来損ないの『ホット・ファズ』、出来損ないの『デッド・ドント・ダイ』という雰囲気は否めない。大物としてチャンス・ザ・ラッパーを呼んできて、話題作りしようとするも、やっぱちょっとキャラとして弱かったな。タイラーだったら適役なんだけどな、の意。