怪談や不気味な体験を描いた作品群の世界観を探る、ちょっと変わったカルト的な文化的アプローチ。日常の中に潜む不気味さや、現代的なストーリーテリングの手法で読者に心理的な違和感や不安を与える表現に特徴がある。映画やメディアの裏側にある、言葉では表現しきれない不気味な感覚を追求するスタイルが印象的。
※ AIによる解説文(β)です。当サイトの内容を参照して、独自の解説文を構築していますが、内容に誤りのある場合があります。ご留意ください
背筋『穢れた聖地巡礼について』『口に関するアンケート』を読む。大傑作、というか俺たちが震え上がった前作『近畿地方のある場所について』の衝撃には及ばないが、それは前作が秀逸過ぎたから、という話。「こういうスタイルも書けるのか」と感心した『穢れた聖地巡礼〜』、50ページ強のありがちな怪談話をラスト数ページでいやーな気分にさせる『口に関する〜 』。どちらもモダンなストーリーテリングで、読後のぼやっと気持ち悪さが残る逸品だったと思う。
なんとなく今年観ておくべきと思っていたひょうろくを確認して、えらく感心する。特に今週の水ダウ(最近、思うところあって回によっては水ダウの視聴を再開してる)での演技は、本当にレベルが高いものだった。例えるなら二ノ宮隆太郎さんのような豹変っぷりだったんだけど、自分の中に内包しているものがない限り、あんなもん出てこないと思い、どちらが本当のひょうろくなのかさっぱりわからなくなる。そら人気でるわ。
ダリオ・アルジェント『四匹の蝿』
本当に面白かった。オカルトに逃げない、ジャッロモードのダリオ・アルジェント作品。冒頭、飛び回る蝿を気にしながらのドラム演奏シーンの音やカメラワーク、編集から既にキレッキレ。
あまりにしつこく尾行してくる相手をついうっかり刺し殺してしまったところ、目撃していたこいつからなんとも目的のわからない不気味な脅迫を受け続ける主人公。恐ろしい脅迫者のルックが、この「ギョロ目のタキシードマスク」なところにバッリバリのセンスを感じる。ちゃんと怖いっす。真相自体はある程度想像つくし、なんか腑に落ちないところ(「声」とか)も沢山あるんだけど、ビジュアルと編集のセンスで十分押し切れる、凄まじくギラついた一本だった。ミムジー・ファーマーは相変わ らずイカしてます。