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『バーフバリ』『RRR』S.S.ラージャマウリの2005年監督作。地元の実力者バージラオの非道な圧政に憤怒し、暴力でこれを抹殺、晴れて英雄チャトラパティの名を得たシヴァ。生き別れた母親を探す途中、立ちはだかったのは種違いの弟アショク。この辺で大体1時間。今のような洗練はまだまだ先だが、3時間の2時間で想像してたことは全部やり尽くし、あとの1時間をとんでもない境地に持っていくスタイルは健在。というか、ライターのK・V・ヴィジャエーンドラ・プラサードという人が凄いんじゃないかという気もしてきた。『バーフバリ』『RRR』も全部この人。

当然、アショクをぶっ殺して、母親を取り戻すと思うでしょ。敵は狡猾。そうはならない展開に突入してからがすこぶる面白い。その北斗の拳というか、『闘将!!拉麺男』的な超血がたぎる展開と、おなじみ「インド映画と言えばダンスっしょ?」のダンス、と盛りだくさんな上に、謎のコメディ要素までぶち込まれてごった煮になってる分、後半何がなんだかよくわからなくなってくるところも正直あったけど。でも、面白いよ。

インドのクリス・ヘムズワースこと、『バーフバリ』プラバース主演。ヒロインのシュリヤー・サランが美しすぎて笑った。主人公が割とストレートにチンピラで、ヒロインをナイフで脅したりするんだけど、この辺の倫理観ってどうなってるんだろうね。

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