Arrrepentimientoの新作制作進捗。構築→破壊→構築→破壊のプロセスと、デッドラインの概念に、根本的な齟齬がある。何度もデッドラインから遠ざかりながら、それでも少しずつ前には進んでいるはずなんだけど、「破壊」の最中はそれが際限なく遠ざかっているように見えるので、かなりしんどい。しかしながら、混沌としていないものには魅力を感じないので、どうしても破壊に傾倒しがちである。
ということで、これから再度構築の段階に入っていくことにする。これって、パスタソースを作るときに、何度も茹で汁を足していく工程に似てる。
Sister Irene O'Connor - Fire of God's Love
https://music.apple.com/jp/album/fire-of-gods-love/1825915538
「クリスチャンロックとか超くだらねえ」って言ってたのって誰の何の作品だっけ?と思ってたら思い出した、ワシントン・ポーだ。俺も概ね同意してたんだけど、よく考えたらそんなことねえわ。このSister Irene O'Connorもその好例で、リアル修道女である彼女が、聖書の教えをベースに歌うフォークソングなのだが、なんともトンチキな電子音が飛び出したり、とにかく様子がかなりおかしい。と言っても決して出オチものではなく、オブスキュアだがしっかりと構築されたトラックと演奏で、正直相当レベル高い。
https://natalie.mu/music/news/651338
言葉もないとはこのこと。恢復をお祈りしたいが、それも難しいということなのかな…。新作はなんとなくウォーミングアップ的な雰囲気を感じていたので、本格再始動を楽しみにしていたのだが、どういう形になるのか気になってる。
ポール・ダノの方がタランティーノの数万倍、俺にとっては重要だとはっきり申し上げたい。てんで話にならないレベルです。
https://variety.com/2025/film/news/quentin-tarantino-paul-dano-weakest-actor-1236598453/

土日に妻もむすこもいなかったので、そんな時にしか出来ないことって何?と考えた結果、世田谷から田町までチャリを飛ばして11km。途中、渋谷で映画観てから、同僚おすすめの店「宗屋」へ。まあ、アメイジングプレイス。完全に圧倒された。東京の最強立ち飲み屋が更新されてしまった。これ目当てで用事のない田町に無理矢理用事を捻り出したい。
酒を抜くためにサウナ「PARADISE」。こちらも目当てだったんだけど、銭湯カードがなくて残念。すごく良い施設だが、俺は風呂に入りたいのだ、という気持ちを再確認する、など。
M-1準々決勝。まだTver観始めたばっかだけど、空前メテオと十九人通ってなかったのはマジで意味わからんなー。まあ、準決勝の出来がそれだけ良いことを期待してしまいますが、にしても空前メテオ、侍スライスの評価がM-1サイドと合わない。2つとももうひとつふたつ上で良いんじゃないかと感じてしまう。
龍が出たと噂のインテイクも素晴らしかったし、途中の下ネタがテレビ向きじゃなさすぎて落ちたのは 納得なのだが去年に引き続き愛凛冴も面白い。
mmm - burn
https://music.apple.com/jp/album/burnt/1848868585
日本のSSW・mmm(ミーマイモー)久々のフルアルバム。本質的にはブルースの人だと思って接しているのだが、アウトプットとしての手触りがそこから逸れていってしまう。その逸脱の作法が軽やかに見えるのも、基本一人でコントロールしているのが効いているはず。とは言え、参加ミュージシャン多い。taroのEP(最高)に収められていた曲も、何曲かバージョン違いで収録。ローファイというよりは凛としたそっけなさがあって、妻がmmmさんのことを見て「すげえモテそう…」って言ってたのをいつも思い出してしまう。
bar italia - Some Like It Hot
https://music.apple.com/jp/album/some-like-it-hot/1828640923
bar italiaって、Matador所属だったっけ?とか何度も確認している気がする、2023年から所属ですわ。もうスタジオアルバム三枚目。彼・彼女らの作品は、出来にムラがあると感じているんだけど、それでも徐々に安定感を増してきている気はする。すごく聞きやすい。しかし、すごく聞きやすいのが、彼・彼女らにとってプラスになっているのかは正直わからん。

日中関係の件も、高円寺純情商店街が潰されそうな件(もちろん署名した)も、N党の件も、 徹底したポピュリズムと反知性主義の掛け合わせに心底うんざりして、何もかも諦めそうになるが、俺にはむすこがいるから、諦めるわけにいかない。しかしながら、高市内閣の支持率が69%とか聞いて、骨から崩れ落ちそうな悪寒を感じる。思うに、本も読まず、映画も観ないのなら、想像力の養われる機会も持たぬまま、自分たちが戦争に行くイメージもないのだろう。そんな世界で、如何に前向きに生きていくか、と対抗していくのにも、なかなかしんどいもんがある。

高円寺TKA4に土bが出るっつうので、ワクワクして出かけたら、とても良い夜になった。いずれ土bのことは皆が知ることになると思う。最初に出ていた布置というバンドもよくて、ドラムが上手いなと思ったら、主催の永戸鉄也さんの息子さんだった。アップリンクの頃に若干すれ違ってた永戸さん。親子でのセッションでセットをドチャクソにされて、「あれがおとうさんなの、マジでやだ」と愚痴ってたのがかわいらしい。最高の人生じゃないか。
その後、鈴木くんとまさゆめで飲んでたら、隣の席の老人に話しかけられたり、ライブ会場で話してた知り合い女子が入ってきたりと、歳が上から下へ目まぐるしく、まさに都市ならではの夜という感じに感服していた。誰と誰が付き合ってたとか、そういう話に目を細めるような歳になったことが、ちょっと嬉しい。
昨日はApple Musicシャッフルしていたら、ロー・ボルジェス流してくれた。合掌。

https://basket-count.com/article/detail/242715
ヤニスが優しい。トラックのように突進するユーロステップなだけではない。











