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過去の喧嘩対談ではいつもノリノリで潰しにかかる町山さんが、終始哀しそうな顔をしていて辛かった。マイクが割れるぐらいの音量で議論を潰し、些末なことで揚げ足を取り、自己矛盾、誤解、無知を曝け出しているのに、相手のミスは延々と粘着する幼稚な姿勢。うちの妻がミヒャエル・ハネケ『ファニーゲーム』に17分しか耐えられなかった時のことを思い出した。俺は頑張って2時間40分のところまで観た。苦痛だった。

いつもなら野次馬根性で全て視聴するんだけど、今回はそうではなく、本当に仕事のために我慢して観ている。仕事が違ったら途中で止めてたと思う。やっぱりわかりあえない人、理解できない人、生理的に無理な人っていうのはいて、そこには明らかな断絶がある。その「断絶」を無視しない、というのが、僕たちのテーマだとして、それが意味するのはこの町山さんの哀しい顔だったりするんだけど、果たして俺たちは町山さんのように耐えられるのだろうか、と思う。そういうことを考えてしまう。

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