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Phoebe Bridgers - Punisher

なんつうタイトルだ。待望のPhoebe Bridgersの新作は、「心して聞こう」「心して聞こう」と気張りすぎて聴くのが遅くなってしまったけど、前作同様、良いポップアルバムだった。Ryan Adamsは当然プロデュースから外れているので、「Motion Sickness」みたいなポップミュージックのダイナミズムは後退。前作よりもさらにオーセンティックなフォークミュージックのタッチから、曲ごとの距離感がバラバラでとっちらかっているところは、俺の大好きなFrente!のセカンドアルバム『Shape』を思い出してた。多くの人にとって「それじゃない」と思われた、でもなかなか愛おしいアルバム。

MVがまさかの煙ネタ、M-2「Garden Song」。多くの人が望んでいたであろう、フィービーの幽幻なフォークソング。

「あ、こういうのやるんだ」シリーズ最新作、M-3「Kyoto」。チープかつローファイなリズムから、ホーンまで飛び出して、これぞインディポップという感じのジャングリーなギター・ポップを作り笑顔で

でも白眉はM-4の表題曲「Punisher」だと思ったな。深いリバーブのかかったピアノと、プロセスされたボーカルのバランス。前作「Funeral」とかと雰囲気は似ているけど、アプローチが深化。曲単位でのキャッチーさは劣るけど、全体としては前作に引けを取らない非常に良いアルバムだと想いました。

余談ですが、この映像のライブ、2019年の来日公演っすね。観てました。

コメント欄「If an Angel fell from the heavens and starting signing a song, she would look like this and sing this song」って、会場で俺もおんなじこと思ってたよ!

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