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前進前進の末につんのめって打ち身…みたいな曲が作りたくて七転八倒。スタジオで合わせた曲をこねくり回して、手が届きそうなのに届かないアウラのような空気、発行されない手形。むーーーーん、とか唸って、はて、私は何を理想としているんだっけ?とか思ったり。Blonde Redheadとか、Stereolabの「French Disco」とか、Sonic Youthのラストアルバムも良かったな。迷宮のような果てで、思いがけず手がかりみたいなものを見つけてしまった。

「現代のシカゴ」を特集したBandcampの記事を読んで、一月前ぐらいに発表されてたHorsegirlの新曲を知った。上記のような気持ちで聞いていたら、どういう風に組み立てた曲なのか全然分からず途方に暮れた。「Billie」の時に辛うじて耳にしてたんだけど、そこで感じた「シューゲイズの投げやりな焼き直し」というよりは、完全にアップデートされたオルタナティブギターソング。冒頭のコーラスがあらぬ方から飛んできた時に、ヘラヘラ聞いていてはいけないな、と心の居住まいを正した。無表情ドラムがモー・タッカースタイルなのも良い。10代そこそこのガールズバンド。アルバム楽しみです。

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